
<西武3-1楽天>◇30日◇ベルーナドーム
西武の炭谷銀仁朗捕手(37)がチームで初めて「魚雷(トルピード)バット」でヒットを放った。
2回の第1打席は見逃し三振に倒れたものの、4回の第2打席で初球を振り抜き、ライト前への鋭い安打にした。
この日までにミズノ社から公認シール入りのものが届き、試合前には「いやぁ、まだ迷ってるんすよね~」と言いつつ、実戦に導入した。試合後、打感については「僕は良かったです。振り抜け感がいい」とコメントした。
ナイターに備え、正午過ぎから室内練習場で打ち込んだ。周囲も興味津々で、武隈祥太データ統括チーフ兼ヘッドアナリスト(35)や岡田雅利育成担当兼人財開発担当(35)ら“戦友”も炭谷を取り囲んだ。
なお、現役時代に送りバントの名手として名をはせた岡田育成担当は、炭谷からささっと拝借してバントのしぐさも。「これでバントするの、なんか怖そう。先が細いから。僕、芯に当てて打球を転がす派だったので」と感想を口にした。【金子真仁】