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【ロッテ】寺地隆成Vスクイズ プロ野球史上初屈辱は「記憶から消し」鬼門エスコンで3連勝


ロッテが日本ハムを2-1で下し、プロ野球史上初の試練を乗り越えました。試合は、ロッテの寺地隆成が攻守において大きな役割を果たしました。寺地は7回にスクイズプレイで決勝点を挙げ、チームを勝利に導きました。初回には連続して先頭打者に初球本塁打を浴びるという珍事が起こるも、寺地とピッチャーのボスは冷静さを取り戻し、適切な対策で試合を逆転しました。試合後、ロッテの吉井監督は選手の粘り強さを称賛しました。

日本ハム対ロッテ 7回表ロッテ1死一、三塁、スクイズを決める寺地(撮影・江口和貴)

<日本ハム1-2ロッテ>◇25日◇エスコンフィールド

ロッテがプロ野球史上初の屈辱をはね返した。2試合連続で先頭打者初球本塁打を浴びながら、逆転勝ち。昨季3勝9敗と負け越した鬼門エスコンフィールドで寺地隆成捕手(19)が先発のオースティン・ボス投手(32)を好リード。自ら勝ち越しスクイズも決め、今季の同球場初戦で白星を挙げた。開幕カード以来の3連勝で勝率5割に復帰した。

   ◇   ◇   ◇

デジャブだった。初回、ロッテの先発ボスが投じたこの日の1球目、147キロ直球は日本ハム浅間に中越え先制弾にされた。2日前の西武戦でも、先発の種市が投じた1球目の148キロ直球を西武西川に右翼への先制弾にされた。2日ぶり2度目の先頭打者初球本塁打の被弾は、プロ野球史上初の出来事だ。

2日前と同じくスタメンマスクをかぶった寺地は、幸いにも「記憶から消す」ことには慣れていた。23日に被弾後は種市とともに「記憶から消しました」と切り替え、逆転勝ちを収めた。「ボスさんには切り替えて、あれはもう忘れてもらって」とこの日も1球目を記憶から消し去った。

コミュニケーションを積極的に取った。6回に先頭に四球を出したところで自らマウンドへ。「ローボールを集めて、ゴロを打たせてゲッツーを取りにいこう」と、今オフにウインターリーグで行ったオーストラリア仕込みの英語で伝えた。直後の打者を空振り三振。2死満塁になると、もう1度建山投手コーチ、内野陣全員でマウンドに集まり、一呼吸を置いた。郡司を遊ゴロに抑え、無失点で切り抜けた。

自らのバットで勝利をたぐり寄せた。1-1の7回1死一、三塁でバントをうまく一塁側へ転がし、勝ち越しのスクイズに成功。実はバントは23年のU18日本代表以来の人生2度目だった。「全然自信はないですけど、なんとか決めてやろうっていう気持ちはありますね。明徳(義塾)ではずっと練習でやってました」と高校時代に身につけた技術力を発揮した。

19歳とは思えない存在感を見せ続ける。ただ、試合後にボスにどんな英語で話したのか問われると「恥ずかしいっす。内緒で」と初々しい笑顔を見せた。【星夏穂】

▽ロッテ吉井監督(7回に相手失策から勝ち越し)「相手のミスが2つ続いて。今のみんなのバッティングの調子を見ると、ああいうのがないとなかなか点入らないので、それを守ったピッチャー陣が今日はほんと頑張ったと思います」

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