
<明治安田J1:川崎F0-0東京V>◇20日◇第11節◇U等々力
川崎フロンターレが東京ヴェルディと0-0で引き分けた。
風下の前半は相手の圧力を受けてペースを握れなかったが、集中力を切らさず無失点でハーフタイムを迎えた。
風上に立った後半は主導権を握るも、決定機は少なく、なかなか相手ゴールをこじ開けられなかった。FWエリソンや伊藤達哉、大関友翔、神田奏真ら攻撃的な選手を投入したが、最後まで得点を奪えず、スコアレスドローとなった。
チームを率いる長谷部茂利監督は「後半攻撃に転じることができて、ほぼ相手コートでプレーできたなかで得点を取りたかった。残念な引き分けです」と振り返った。それでも直近4試合で8失点と崩れかけていた守備陣はクリーンシートに抑えた。「もともと持っている力、磨いた力が付いている。今日は発揮することができた」と一定の手応えを示した。
3月29日から始まった7連戦を2勝4分け1敗で終えた。4月26日(日本時間27日)からアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の準々決勝が始まる。「短いですけどこれまで積み上げてきたもの、また前監督から引き継いでいるもの、それが来週実を結ぶように、そういう風に考えています」と力を込めた。
悲願のアジア制覇へ、決戦の地サウジアラビアに向けて21日に旅立つ。