
<中日2-0DeNA>◇20日◇バンテリンドーム
5位DeNAが中日松葉貴大投手(34)の術中にハマり、2連敗を喫した。中日に1・5ゲーム差に離され、ナイターゲームのヤクルトが勝てば、4日ぶりの最下位転落となる。
打線が軟投派左腕・松葉に手も足も出なかった。直球は135キロ程度も、カットボール、カーブ、スライダー、スプリットなど多彩な変化球で打たされる形に。
村田野手コーチも、試合途中に「ストライクゾーンが広く感じるので、打たされると相手の術中にハマる。強くコンパクトに、こちらから打ちに行くイメージで打席に入っていってほしい」と話していたが、打ち崩すことはできず。
5回には牧と宮崎の両右打者が流し打ちの右前打で1死一、二塁とするも、松尾が空振り三振、林が右飛に倒れて無得点だった。
少ないチャンスの芽も2度の走塁ミスで逸した。1回1死、三森が四球で出塁するも度重なるけん制の末に一、二塁間で挟まれて盗塁死。4回にも2死から度会が四球で出塁するも、本塁に投げる前に飛び出してしまい、一、二塁間で挟まれて盗塁死。序盤の2度の走塁ミスが重くのしかかった。
松葉には3月29日の開幕2戦目でも7回2安打無失点と封じられており、2試合で計13回1/3を5安打無失点に封じられた。7回は途中から出てきた清水、8回は斎藤、9回は松山に抑えられて今季4度目の完封負け。
これでチームは直近11試合で2勝8敗1分けと大きく負け越しており、苦しいシーズン序盤となった。