
<中日3-2DeNA>◇19日◇バンテリンドーム
中日の新守護神松山晋也投手(24)が、今季のチーム全7勝すべてで抑え役として7セーブを挙げた。開幕からチーム7戦で7セーブは史上初となった。
1点リードの9回、1死三塁の大ピンチも「しっかりデータも意識して、誰もが多分同点だと思ったでしょうが、僕は(アウトが)取れる自信あったので」と、慌てること泣く山本、筒香を連続空振り三振に仕留めた。
井上一樹監督(53)も「覚悟したな。最後はちょっとね。でも、そこで踏ん張るのが松山のいいところかなとも思うし」と、安堵(あんど)のため息をついた。
これまで開幕からチーム6勝目までに6セーブは18年DeNA山崎康晃、07年阪神藤川球児、横浜クルーンと過去3度あった。だが、開幕からチーム7勝で7セーブは初。ここまで打線爆発で大勝した試合がなく、接戦を拾ってきた証の珍しい記録だ。松山は「セーブ成功率100%を維持したい」と、頼もしい。借金1で単独4位に浮上した今季、昨年までの絶対的守護神ライデル・マルティネス(28=現巨人)にも勝るとも劣らない豪腕ストッパーがチームを支えている。