
J1で18位タイと低迷する横浜F・マリノスは19日、スティーブ・ホーランド監督(54)の電撃解任から一夜明け、横須賀市のクラブハウスで中山昭宏社長と西野努スポーティングダイレクター(SD)が会見した。
ホーランド監督の守備重視スタイルに反発したエースFWアンデルソン・ロペスが、練習を途中で切り上げたという情報も伝えられる中、チーム内で規律を乱した選手への処遇はどうするのか、との質問も出た。
これに対し、西野SDは「もちろんチーム、さっきも申しましたように、負けが続くといろんなことが起こります。当然みんなストレスを抱えますし、見ている人たちもストレスを抱えるし、そんな言葉が飛び交ったりもするし。なので、やってはいけないことに関しては、やってはいけないということを明示していますし、その中で、現状ではチームとして何かを外に発信して“こうしました”と報告するような事象はありません」
そして暗に問題行動を認めるかのように「チームの中で今解決している問題ですので。ただマリノスの一員として、マリノスファミリーとしてやっていはいけないこと、一線を越えてはいけないところっていうのは、そういう辞書があったわけではないですけれども、今回あらためてリスクがあるなと思ったので、何度も繰り返し僕がみんなの前に立って伝えています。あとはただ伝えるだけでなく厳しい目を光らせる。そしてそれをみんなにちゃんとその価値を伝えることも大事だと思うので、そこは時間をかけてやらなきゃいけないかなっていうふうに思っています」と話した。