
<阪神0-3広島>◇19日◇甲子園
阪神が今季3度目の完封負けで、首位広島との直接対決で連敗を喫した。3カードぶりのカード負け越しが決まり、ゲーム差は2・5に広がった。
悪夢は2回だった。広島先頭ファビアンの平凡なゴロを、遊撃手の木浪聖也内野手(30)がジャッグル。その後2死一、三塁から矢野雅哉内野手(26)の三遊間寄りの遊ゴロをさばいて一塁送球したが、高く浮いてしまい、適時失策となった。まさかの1イニング2失策から、この回一気に3点を失った。
木浪は9回にも打球をそらし、1試合3失策。藤川球児監督(44)は自責0の先発デュプランティエに「かわいそうでしたね、はい」と話し、2回について問われると「まあ使ってる方が悪いでしょうね、はい。こちらの責任だと思います」と矛先を自身に向けた。
打線はチャンスをつくりながら、広島床田の前に無得点。幾度と好機をつくりながら、ホームは踏めなかった。「特にこの甲子園での戦い方というのを選手たちも含めてね、見直させる必要があると思いますね。しっかりした野球をやらないと。野球になってないですね」と厳しく話した。