
ヴィッセル神戸は20日にホームでFC町田ゼルビア戦(ノエスタ)を戦う。
19日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「タフな試合にはなると思うが、球際やセカンドボールの争いで負けないようにやっていきたい」と意気込みを語った。
今季の神戸はリーグで出遅れながらも12日東京ヴェルディ戦を1-0、16日川崎フロンターレ戦を2-1で勝利し、初の連勝。内容面でも神戸らしいハードな戦いを取り戻し、調子を上げてきた。
この試合では選手の入れ替えを余儀なくされ、総力が試されることになる。2試合欠場が続く昨季MVPのFW武藤嘉紀(32)、前節に負傷交代した昨季ベストイレブンDFマテウス・トゥーレル(25)の状態が不透明。吉田監督は「2人に関してはコメントを控えておきます」と話すにとどまり、この試合での出場も見えない状況だ。さらにこの試合では、町田から期限付き移籍中のFWエリキ(30)が契約条項により不在となる。加入後6戦3ゴールと活躍する救世主が出られないのは痛いが、指揮官は「自分たちのいる選手の特長を最大限に生かすような戦略をとっていきたい」と代わって出る選手に期待。連戦の最後となる試合は、チーム総合力で3連勝を目指す。