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【ソフトバンク】ノーヒットワンラン負けで今季初4連敗 故障者続出…「そういう年」小久保監督


ソフトバンクは西武に“ノーヒットワンラン負け”を喫し、小久保監督体制でワーストタイの4連敗を記録しました。チームは柳田、近藤の欠場に加え、主力の周東が古傷の悪化で欠場し、正木も試合中に左肩を痛めて交代するなど、怪我人が続出しています。打線は西武の継投に封じられ、無安打に終わりましたが、7回に得た1点でノーヒットノーランの回避はしました。チームは早くも10敗目を喫し、最下位脱出を目指すため、若手選手の活躍が求められています。

西武対ソフトバンク 戦況を見守るソフトバンク小久保監督(撮影・滝沢徹郎)

<西武2-1ソフトバンク>◇18日◇ベルーナドーム

ソフトバンクが西武に“ノーヒットワンラン負け”を喫した。今井-平良の前に9回無安打、7回に四球と内野ゴロ間に挙げた1点に封じられた。開幕16試合連続安打中だった1番周東佑京内野手(29)が、古傷の左膝悪化で今季初欠場。さらに5番正木智也外野手(25)も左肩を痛めて5回に負傷交代の追い打ちで、柳田、近藤も欠くチームの攻撃力低下は否めない。小久保体制ワーストタイ、今季初の4連敗。楽天と並ぶリーグ最速の10敗で最下位から抜け出せない。

   ◇   ◇   ◇

ベルーナドームに1度もHランプをともすことなく、ソフトバンクがあっさり敗れた。1-2で迎えた9回2死。最後は栗原が初球打ちで一ゴロに倒れた。見せ場もなく、3者凡退。西武今井-平良の継投の前に球界でも珍しい“ノーヒットワンラン負け”を喫した。小久保裕紀監督(53)は「そうね…。ノーヒットでも1点取ったので。打てない時に、どうやって点を取るか。今はここにいるメンバーでやるしかない」。屈辱的な敗戦にも、懸命に前を向いた。

試合前から衝撃が走っていた。開幕から16試合連続安打を放ち、不動のリードオフマンとして打線をけん引してきた周東が、昨年の11月に手術した古傷の左膝を悪化させて欠場を余儀なくされた。小久保監督は状態について「あまり良くはないですね」と説明。出場選手登録を抹消せず1軍に同行させる予定だが「休ませながら」と、19日の出場可否は不透明な状況だ。

代わって、23年のオフに小久保監督が「二塁一本」を公言していた牧原大を2年ぶりに中堅で起用。代役1番には今井に打率4割4分4厘と相性のいい川瀬を抜てきした。だが、川瀬が4打席無安打に抑えられるなど、打線が沈黙。ノーヒットノーランを許すのかと思われた7回、佐藤直の四球と相手暴投などで好機をつくり、山川の三ゴロの間に奪った1点で快挙を阻止するのが精一杯だった。

周東だけではない。5番正木も、負傷交代した。5回先頭の第2打席で初球をフルスイングした際に、左肩を痛めた。小久保監督は「詳しいのは診断が出てから」とした上で「亜脱臼じゃないか。正木は厳しいでしょうね」の離脱の見通しを明かした。右脇腹負傷の栗原が戦列復帰しばかりだが、故障者が続出の連鎖が止まらない。柳田、近藤も欠く中で、指揮官は「今年のホークスはそういう年。これからどうするか。若い選手、代わりに出る選手はチャンス」と鼓舞した。

チームは本拠地1勝8敗も、試合前時点でビジターは5勝1敗1分けの“外弁慶”データもあったが、終わってみれば連敗は小久保体制最長タイの4に延びた。借金は再び4に増え、楽天と並ぶリーグ最速10敗で単独最下位に沈む。リーグ連覇へ、チーム一丸で耐え抜くしかない。【佐藤究】

▼ホークス前回1964年(昭39)の“ノーヒットありラン”負け 5月13日の近鉄戦(大阪)で南海先発はスタンカ。初回に1点を先制され、5回まで無安打の南海は6回、2四球と盗塁で1死一、三塁と攻め近鉄先発の牧野をKO。代わった山本重に対し杉山の二ゴロが敵失を誘い1-1に追いついた。だが8回に4番手新山が2点を勝ち越され、打線は山本重にも無安打に抑えられた。パ初の無安打有得点試合が記録され、1-3で敗戦。なお、その年南海はリーグ優勝し、日本シリーズでも阪神との“御堂筋決戦”を制して日本一をつかんでいる。ちなみに南海は1リーグ時代の39年に無安打の阪急に敗れており、NPBの無安打有得点試合5度のうち、ホークスがからんで敗れるのは今回で3度目となった。

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