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【横浜】ACLE前に大なた振るうしか…ホーランド監督電撃解任 チーム瓦解でキスノーボHC暫定指揮


横浜F・マリノスは、スティーブ・ホーランド監督を成績不振により電撃解任しました。チームは現在J1リーグで降格圏に沈んでおり、特にここ最近は勝ち星に恵まれていません。代わりにオーストラリア出身のパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮をとることになります。横浜は、その攻撃力を発揮できない状況が続き、特に終盤に失点を許すケースが多発。また、チーム内の不和もあり、エースFWアンデルソン・ロペスが指揮官に反発し練習を途中でやめる事態も発生しました。このため、クラブは状況改善のため早急に決断を下しました。ホーランド監督のリーダーシップ不足が問題視される中で、チームの立て直しが急務です。

横浜のホーランド監督=25年3月

J1で降格圏の18位タイに沈む横浜は18日、スティーブ・ホーランド監督(54)を電撃解任したと発表した。オーストラリア出身のヘッドコーチ、パトリック・キスノーボ氏(44)が暫定指揮を執り、20日の浦和戦(埼玉ス)から立て直しを図ることになった。

3月29日の岡山戦以降は2分け4敗で6試合勝ち星なし。しかも負け方が悪かった。9日の川崎F戦はラストプレーで同点とされると、12日の福岡戦、16日の清水戦と2試合連続逆転負け。課題の失点数を減らす任務の遂行はおろか、自慢の攻撃力まで影を潜めた。

リーグ戦11試合でわずか1勝(5分け5敗)。清水戦後に松原、永戸らは悔し涙を流した。その会見でホーランド監督は「川崎戦が30秒早く終わっていれば…、今日の試合が前半で終わっていれば…」と不毛な空論を口にした。そして、2年連続得点王のエースFWアンデルソンロペスがなぜか清水戦のベンチから外れていたが、これは指揮官に反発し練習途中で帰ったという情報もある。チームは瓦解(がかい)していた。

悲願の初優勝を狙うアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準々決勝に進出。4月26日(日本時間27日)にクリスティアノ・ロナウドを擁するアルナスル(サウジアラビア)と対戦するが、クラブは手遅れになる前に大なたを振るうしかなかった。

横浜は昨年もACLで準優勝こそしたが、クラブが掲げる「アタッキングフットボール」が実践されていないとして半年でハリー・キューウェル監督を解任している。今季は浦和でも強化責任者を務めた西野努がスポーティング・ダイレクターに就任し、チェルシー、イングランド代表でヘッドコーチを務めたサッカー大国の理論派を招いた。しかし監督経験がなく、最も大事な人心掌握術を持ち合わせていなかった。

◆パトリック・キスノーボ(Patrick Fabio Maxime Kisnorbo)1981年3月24日、オーストラリア・メルボルン生まれ。現役時代はDF。サウス・メルボルンでプロ生活を始め、スコットランド1部ハーツへ03年に移籍。イングランド・プレミアリーグのレスターやリーズで活躍し、母国のメルボルン・シティに戻った後の16年に引退した。オーストラリア代表では国際Aマッチ18試合1得点。メルボルン・シティの男女アシスタントコーチなどをへて20年に男子監督昇格。24年はメルボルン・ビクトリー監督を務め、今季から横浜のヘッドコーチに就いていた。Jリーグ指揮に必要なUEFA Proライセンスを持つ。184センチ。

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