
<ルヴァン杯:大宮1-3東京>◇16日◇1次ラウンド2回戦◇NACK5
FC東京がJ2のRB大宮アルディージャを延長戦の末、3-1で破り、3回戦に駒を進めた。東京の松橋力蔵監督は、公式戦初スタメンを飾ったMF北原槙(15)について言及した。
松橋監督は、3月1日のJ1鹿島アントラーズ戦で途中出場し、史上最年少J1デビューを果たした北原を、先発に起用した。その意図について「(北原が)メンバーに入ったり、入らなかったり、途中からの出場であったり、プランを立てているわけではないですが、どのタイミングで、というところはいつもありながらやっている」と慎重に先発のタイミングを探っていたことを明かした。連戦が続く中で、J2大宮相手が絶好のチャンスとなった。「今回そろそろやはりスタートから90分の中でやることができるのかということ、そういう期待というか、パフォーマンスをしっかりとトレーニングの中でも表現できていますし、このゲームかなというところで今回起用することになりました」と抜てきの理由を説明した。
随所でセンスを感じさせるプレーを披露し、延長後半8分までピッチに立たせた。指揮官は「やはりいい部分もあったと思いますが、まだまだもっと僕はできる選手だと思っています」と高い要求をした。期待値が高いからこそ、さらなる活躍を求める。「いい経験なのか、いわゆる経験なのかは本人次第ですけども、次のゲームに生かしてもらえたらうれしい」とエールを送った。