
レアル・マドリードは16日にホームで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でアーセナルと対戦する。15日の公式会見で、アンチェロッティ監督(65)が「Rマドリードにはクオリティー、献身性、経験、サポーターなど、逆転に必要な要素がすべて揃っている」と劣勢のアーセナル戦に向けて意気込みを語った。
第1戦の0-3という非常に厳しい結果を覆さなければいけない一戦の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
アンチェロッティ監督はその際、サッカーで3点差をひっくり返すのはほぼ不可能と言われる中、ホームスタジアムのサンティアゴ・ベルナベウで“何かが起こる”と思われているのはなぜか、という質問を受け、「Rマドリードにはクオリティー、献身性、経験、サポーターなど、逆転するために必要な要素がすべて揃っている。やるべきことは個人のレベルにおいて、各々がベストの力を発揮することだ。ここ数年、我々は素晴らしいサッカーをしていなかったとも言われていたし、それは本当のことかもしれない。しかしRマドリードが求めているのは、スペクタクルなプレーよりも効果的なサッカーをすることだ」と返答した。
アーセナル戦に向けては「特別なものは何もないが、もちろん激しい試合をやるつもりだ。エミレーツ・スタジアムの時よりもプレスをかけ、ゲームをコントロールする」とコメントした。
アンチェロッティ監督はまた、自身のRマドリードでの将来がアーセナル戦次第かという質問に対して、「そうではないと思う」と答えていた。(高橋智行通信員)