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大谷翔平5号「正直もっと飛んでるかなと」風と高湿度の悪条件切り裂く今季最長&最速弾


ロサンゼルスで行われたロッキーズ戦で、大谷翔平選手が6試合ぶりに5号ソロホームランを放ち、ドジャースの連敗を止める原動力となった。試合は、ムーキー・ベッツとのアベックホームランを含む打線の活躍で10安打を記録し、5得点を挙げて勝利。大谷は3回の打席でセンザテーラ投手のボールをセンターに打ち返し、強烈な弾道の打球で本塁打をマークした。試合後、大谷は「心地よく打席の中で動けた」と感想を述べ、風や湿気の影響を感じたものの、チームの士気を高める一打となったことを評価した。今回の勝利で最近の不調から脱し、次の試合への弾みをつけた形となった。

ドジャース対ロッキーズ 8回裏ドジャース無死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)14日(日本時間15日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)が、6試合ぶりの5号ソロでチームの連敗ストップに貢献した。

ロッキーズ戦に「1番DH」で出場し、5打数3安打。3回の第2打席で追加点となる本塁打をマークした。先制2ランを放ったムーキー・ベッツ外野手(31)とのアベックアーチで湿り気味だった打線も息を吹き返し、今季初の2桁10安打で5得点。連敗を2で止めた。

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久々の感触を得た大谷は、ゆっくり歩き始めた。3回無死、右腕センザテーラの外角直球を中堅バックスクリーンに打ち返した。ダイヤモンドを回りながら、電光掲示板に流れるコスメブランド「デコルテ」のCM映像。今やすっかり浸透したパフォーマンスで自軍ベンチを盛り上げた。試合後、テレビ中継局のインタビューで「打席からの眺めも良かったかなと思いますし、心地よく打席の中で動けていたと思うので、こういう感覚をしっかりとまず継続していくのが一番大事」とコメントした。

3カード連続の負け越しを喫し、流れの悪かったチーム状況を一変させた。自身も直近3試合で12打数1安打。沈黙していたが、1回に先制アーチを放ったベッツと今季初のアベック弾。手応えとしては「正直もっと飛んでるかなとは思ったんですけど、今日はちょっと風が良くなかったかなと思います」と振り返った。打球速度112マイル(約180キロ)で角度30度で上がった強烈な弾道でも、飛距離は約124メートル。中堅フェンスをギリギリで越えた。

4回の第3打席で右中間へ、8回の第5打席でも左中間への大飛球を放ったが、ともにフェンス直前で捕球された。大谷が風の影響を口にした一方で、ロバーツ監督は「今日は湿気がすごかった。湿度が高いと、打球が伸びない」と指摘。試合後、スタジアム周辺の湿度は88%。普段は乾燥した気候で打球が飛びやすいとされるが、この日は珍しく湿度が高かった。

ワールドシリーズ連覇を目指す今季は、開幕8連勝で絶好のスタートを切りながら、最近10試合では4勝6敗。波に乗れない状態が続いていたが、3安打で先発右腕メイの709日ぶり勝利をアシスト。3連戦の初戦を制し、試合後のインタビューでは「チームとしても連敗している中で、シリーズの最初を取れたのは、明日の励みになる」と前向きに振り返った。

▼大谷の5号は、打球速度が今季本塁打では最速の112マイル(約180キロ)。112マイル以上は23年以降33本目で、MLBのラングス記者によると、2本差をつけてリーグ最多。飛距離124メートルは自身の今季最長となった。ロッキーズ戦は通算10本目で、ナ・リーグ球団相手では初の2桁に到達。

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