バルセロナMFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルの選手登録停止求めたスペインリーグの控訴棄却

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スペインの行政訴訟裁判所がバルセロナのMFダニ・オルモ（26）とFWパウ・ビクトル（23）の暫定的な選手登録の差し止めを求めるスペインリーグの控訴を棄却したと、スペイン紙マルカ電子版が10日に報じた。

ダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手ライセンスは今年に入り、サラリーキャップ（選手の契約年数に合わせ、分割された移籍金や年俸などの限度額）の問題で、スペインサッカー連盟、スペインリーグの調整協定監視委員会により失効された。

バルセロナはこの決定を不服としてスペイン政府のスポーツ上級委員会（CSD）に訴えたところ、暫定的に選手登録が容認された。これにより2人とも1月12日のスペイン・スーパーカップ決勝レアル・マドリード戦より出場できるようになった。その後、CSDは今月3日にダニ・オルモとパウ・ビクトルの今季終了までの選手登録を正式に認めている。

スペインリーグはこのCSDの判断を受け、7日に2人の選手登録の即時停止を求める暫定措置を行政訴訟裁判所に訴えたものの、10日に棄却された。これによりダニ・オルモとパウ・ビクトルは引き続きプレーできるようになっている。

（高橋智行通信員）