
レアル・ソシエダードは最近復活の兆しを見せている。クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコは9日に成功の要因を分析し、久保建英(23)とバレネチェア(23)の活躍ぶりを挙げた。
Rソシエダードは今季、慢性的に得点力不足の問題を抱えていたが、直近の公式戦2試合では攻撃力が爆発し、計7得点を記録した(レアル・マドリード戦で4得点、ラス・パルマス戦で3得点)。
同紙はRソシエダードの最近の好調ぶりについて、「このシーズン終盤に好調な状態に達した2人のウイング、久保とバレネチェアの貢献が復活の鍵となっている。それ以降、オヤルサバルは得点数を向上させ、セルヒオ・ゴメスはアタッキングサードでより輝くことができ、チームは全体的に攻撃面で違った様相を見せている。それらはイマノル・アルグアシル監督のシステムとプレースタイルにおける2つの決定的な要素だ」と久保とバレネチェアの働きぶりを強調した。
中でも2人の突破力やクロス狙う姿勢を高く評価。「両者はともにドリブルの能力が際立っており、その成功率は約40%で、相手を恐怖に陥れている。久保の被ファウル数は71にのぼる」、「2人はペナルティーエリア内へのクロスが多いことも特徴である」と説明した。
さらに「彼らはボールを保持した時の成績が良いだけでなく、守備面でも優れており、特に久保はデュエルを217回制し、身長173センチにもかかわらず、空中戦の勝率は48%に達している。バレネチェアは相手の意図を読み、パスをインターセプトすることに長けている」と守備面の貢献度も評価した。
◆両ウイングの今季の公式戦成績
久保 44試合7得点4アシスト シュート62本 決定機62回 クロス123本 ドリブル成功率43% 被ファウル数71回 デュエル勝利数217回 ボールリカバリー144回
バレネチェア 41試合8得点6アシスト シュート43本 決定機32回 クロス67本 ドリブル成功率40% 被ファウル数20回 デュエル勝利数115回 ボールリカバリー129回
(高橋智行通信員)