
<楽天2-8日本ハム>◇9日◇楽天モバイルパーク
日本ハム新庄剛志監督(53)が試合後、不敵な笑みを浮かべながら長いシーズンを見据えて伏線を張った。
この日でシーズンは10試合を消化し、本塁打が出ていない試合は1試合だけ。チーム本塁打数は12球団トップの12本塁打を数えるが、犠打数は12球団で唯一ゼロが続いている。
この日も2番に助っ人大砲のレイエスを配置するなど、超強力打線が売りの今季。送りバントは8日楽天戦で伏見が試みただけ(結果は投ゴロで送りバント失敗)でスクイズもない状況だ。新庄監督は「バントする必要なくないすか、今。打ってつながる打線になっているから。1つアウトを(相手に)タダで渡すより、つながってくれると思うから」と説明した。
この日のように打線が長打を連発すれば、送りバントやスクイズという作戦はあまりしなくてもいい。ただ、そんな試合ばかりが続くとも限らない。だからこそ、新庄監督は「今日みたいな試合っていうのは、このチームは増えてくると思うから…と言いながら~利用する~みたいな」と予期せぬタイミングでのバント作戦があることを、ちらつかせていた。