
バルセロナのフリック監督(60)がドルトムント戦に向け、「今年は1試合も負けていないので、この調子を維持したい」と意気込みを語った。
バルセロナは9日(日本時間10日)にホームで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でドルトムントと対戦する。この一戦の前日、フリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
フリック監督はドルトムント戦に向け、「2試合ともうまくやりたい。ドルトムントは安定しているチームだ。最近良いプレーをしているので、難しい試合になるだろう」と印象を語った。
代表戦後に出番が減っているラフィーニャについては「フレッシュな状態ではないと思う。彼に注意を払い、休みや回復の時間を与えてきた。明日の試合に向けて準備万端だ」と説明した。
フリック監督はまた、バルセロナが優勝候補に挙がっていることについて「私はいつも、夢を見ることはできるが、それはサポーターのためだと言ってきた。選手や監督は現実主義者でなければいけない。我々は必死に取り組んでここまでやって来たし、今後もそれを続けていきたいと思っている。今年は1試合も負けていないので、この調子を維持したい。でも現実的にならなければいけない」と冷静に答えた。
ドルトムントはけが人続出で弱くなったかという質問に対しては、「いや、そうは思わない。さらに私は、できる限りベストのチームと常に対戦したいと思っている。シュロッターベックのけが早く治ることを祈っている。彼が出場できないのは残念だ。できるだけ早く回復することが私の願いだ」と気持ちを伝えた。
また、選手登録問題で揺れるダニ・オルモとパウ・ビクトルについては「明日はドルトムント戦があり、それが最も重要だ。他のことに関してはクラブが対応している。そのことについては考えていない」と答えるに留まった。
(高橋智行通信員)