
日本学生野球協会は8日、都内で審査室会議を開き、高校11件の処分を決めた。部員への暴力問題で退職した龍谷大平安(京都)の前監督(64=既に退職)に対し、暴力行為が発覚した2月14日から6カ月の謹慎処分を科した。
野球ノートを提出しなかった部員2人(A、B)に対して暴力を振るい、「書いてませんでした」と答えたAには平手で5、6回、Aの顔をたたいた。一方で「書いてます」と答えたがノートの一部に記載がなかったBに対しては、平手と野球ノートでBのこめかみ付近を10、20回たたいた。Bはその後頭部打撲により、1カ月間の自宅療養を余儀なくされた。前監督は暴力行為を認めて退職届を提出し、3月2日付で退職していた。
近大福岡は部員の喫煙と飲酒、賭け行為で、野球部に対して3月11日から1カ月間の対外試合禁止処分を受けた。