
ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳・水原一平被告の違法賭博の胴元だったマシュー・ボーヤー氏が、USAトゥデー紙の名物記者ボブ・ナイチンゲール氏のロングインタビューに応じ、6日付の電子版記事で掲載された。
ボーヤー氏は違法賭博運営と資金洗浄、税金詐欺の罪で昨年8月に有罪判決を受け、本来なら禁錮18年のところを司法取引により水原被告の4年9カ月の拘禁刑より軽い17~37カ月に減刑される見込み。量刑言い渡しは10月3日に予定されているという。量刑確定の時期と同時に、すでに書き上げている自叙伝が出版される予定だという。
ロングインタビューでは、米球界を大きく揺るがした水原被告のスキャンダルについて回顧。大谷が水原被告のギャンブル依存症を知っていたと思うかどうかを問われ「世間がそれを知りたがっているのは分かる。だが私は本当に知らない。この世でそれを知っているのはショウヘイとイッペイだけだ」と返答。さらに「ショウヘイはギャンブルをやらないと、私は確信している。だがイッペイがしたことについて、部分的には知っていたのではないかと思う。あれほどのことをしていたとは知らなかっただろうが」と私見を述べた。
またボーヤー氏は大谷とは会ったことがないと明かし「イッペイとは、誰が賭けているのかという話をしたことは一度もない。周りからは、なんで聞かなかったのかと言われるが、私には関係のないこと。答えを知りたくないという域にきてるときに、真実を恐れた」と話した。