
<ロイヤルズ1-8オリオールズ>◇5日(日本時間6日)◇カウフマンスタジアム
オリオールズ菅野智之投手(35)が敵地ロイヤルズ戦に先発し、5回1/3を5安打1失点、4奪三振でメジャー初勝利(1敗)を挙げた。今季2試合で1勝1敗、防御率2・89となった。
菅野は初回を3人で抑え、2点の援護をもらった直後の2回も3者凡退。3回2死から9番イズベルに初安打を許し、続く1番インディアに四球、さらに暴投で2死二、三塁となったが、昨季首位打者に輝いた2番ウィットを外角低めスライダーで遊ゴロに打ち取った。5回は先頭から連打を浴び無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を3連続フライに仕留め無失点で切り抜けた。
味方が4点を奪って6-0となった後の6回には、先頭ウィットにカウント2-2から高めのカーブを捉えられ、左翼スタンドへソロを被弾。次打者に右前打、1死後に死球を与え、1死一、二塁となったところで降板。2番手右腕ベーカーが無失点に抑えた。この日の登板は球数89球中ストライク59球で、最速は93.0マイル(約149.7キロ)だった。
菅野は初勝利に「もちろん特別なことではありますけど、1勝するのを目標に僕は来ていないので、毎試合自分のベストを尽くすのと、チームがチャンピオンシップを取れるように目標を持ってやっている。とはいえ、まずはほっとしています」とコメント。
前回3月30日の敵地ブルージェイズ戦でメジャー初登板したが、両手のけいれんのため4回4安打2失点で降板し黒星を喫した。初登板との違いには「ストライク先行を意識して投げたのと、単純に前回は初戦というのもあって力みもあったので、落ち着いて試合に入れたのかなと思います」と振り返り、腕の状態には「汗もかかないくらい寒かったので大丈夫です」。クラブハウスでチームメートから祝福を受け「日本だと優勝したときにしかビールかけはやらないけど、本当に祝福してもらってるんだなって気持ちがして、さらにここで成功したいなという気持ちになりました」と笑顔で口にした。
ハイド監督は、菅野の投球について「オープン戦で見せたように制球が素晴らしかった。スプリットも良かったし、速球のコマンドも良かった。全ての球が良かったよ。カウントに関係なくどんな球でも投げられたし、相手打者のバランスを崩していた。本当に素晴らしかったよ」と絶賛。前回登板との違いには「だいぶ投げやすそうにしていた。リラックスしていたと思う。トロントでの登板は少し緊張もあったのかもしれない。前回よりも彼らしい投球だった」とした。