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【とっておきメモ】菅野智之「あのハンバーガーは一生忘れない」5年前交渉期限2分前に残留決断


オリオールズの菅野智之投手が、ロイヤルズ戦で5回1/3を1失点に抑え、念願のメジャー初勝利を獲得しました。菅野選手は2020年のオフにポスティングシステムでのメジャー移籍がまとまらず、夢から実現への挑戦を決意しました。米国の複数球団との交渉も難航し、最終的に巨人に残留しましたが、その経験は菅野選手にとって大きな試練となりました。そして現在、オールドルーキーとしてメジャーの舞台で勝負し続けています。コロナ禍での交渉の中では苦渋の選択もありましたが、今シーズン、菅野は遂にその夢を成し遂げた形となりました。

ロイヤルズ戦で力投するオリオールズ菅野智之菅野智之(AP)

<ロイヤルズ1-8オリオールズ>◇5日(日本時間6日)◇カウフマンスタジアム

オリオールズ菅野智之投手(35)が敵地ロイヤルズ戦に先発し、5回1/3を5安打1失点、4奪三振でメジャー初勝利(1敗)を挙げた。今季2試合に登板し、1勝1敗、防御率2・89。

巨人から海外FA権でメジャー移籍したオールドルーキーが、追い求めてきた勝利をつかんだ。

 ◇  ◇  ◇  

菅野は、20年オフにポスティングシステムでのメジャー移籍が不成立となり、メジャーリーグへの思いを変えた。

「今までは『メジャーは夢』と言ってましたけど、それではダメだなと。夢と言うと、どこか難しい場所に感じるというか。僕にとって、『メジャーは勝負しにいく場』だなと」

米メディアではブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、エンゼルスなど複数球団が調査したことが報じられたが、交渉期限2分前に巨人残留を伝えた。

金額よりも「世界一を狙えるチーム」と環境、思いを重視したが、合致せず。新型コロナウイルスの影響も受け、交渉が難航する中で「勝負するのは今じゃないなと思った」と苦渋の決断だった。

米国での交渉中、最終交渉に臨んだパドレスの本拠地ペトコ・パークを夜に訪れ、近くの店で夕食を食べた。「あのハンバーガーの味は一生忘れないと思います」と言いながら、心に誓った。「今回は実現しませんでしたが、『見てろよ』って」。胸に秘めた思いを実現した。【久保賢吾】

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