
<ロイヤルズ1-8オリオールズ>◇5日(日本時間6日)◇カウフマンスタジアム
オリオールズ菅野智之投手(35)のメジャー初勝利を米メディアも速報した。 菅野は敵地でのロイヤルズ戦に先発。1、2回を3差凡退に抑え、その後も走者を出しながら要所を締め5回まで無失点。6-0の6回先頭で昨季首位打者のウィットにソロを許し、安打と死球で1死一、二塁となった場面で降板したが、2番手以降が無失点に封じ、白星を手にした。5回1/3を5安打1失点、4奪三振。今季2試合で1勝1敗、防御率2・89となった。
MLB公式サイトは「メジャー2度目の登板で、なぜ彼がNPB史上最も優れた投手の1人であるのかを示した」と伝え、バッテリーを組んだ捕手サンチェスの「全ての球種が想定通りに機能した。ストライクゾーンを積極的に攻めていた」とのコメントを紹介した。
地元メディア「ボルティモア・バナー」は「本来のスガノが姿を見せた」との見出しでの報道。メジャー初登板となった前回3月30日の敵地ブルージェイズ戦では両手のけいれんのため4回4安打2失点で降板して黒星を喫し「6日前にトロントで投げた投手はスガノではなかった。少なくとも、NPBで12シーズン圧倒し、136勝を積み上げ3度MVPに輝いた投手ではなかった」とした上で「だが、土曜日にカンザスシティーで先発したスガノはベテランらしい巧みな投球を披露し、6球種を操りロイヤルズの打者を困惑させた。彼は精密(1四球1死球)で、走者にも動じず(残塁4)メジャー初勝利を挙げた」と称賛した。