
<明治安田J1:新潟0-1福岡>◇第8節◇2日◇デンカS
アルビレックス新潟がホームでアビスパ福岡に0-1で敗れ、またも今季初勝利を逃した。開幕から8戦白星なしで10年のクラブワーストに並んだ。昨年9月から続くリーグ戦の未勝利は17試合連続で、17年の16試合を超えてワーストになった。
後半15分、福岡のショートコーナーからDF田代雅也(31)に先制点を献上。直後にFW小野裕二(32)、MFダニーロ・ゴメス(26)、32分にMF笠井佳祐(22)、MF宮本英治(26)と続けて交代のカードを切ったが、ゴールが遠かった。樹森大介監督(47)は、「連戦で選手の体が重かった。テンポが上がらない中で失点してはいけなかった。きつい状態でも辛抱強く戦うことをしなければならない」と悔しがった。
開幕から繰り返すクロスやセットプレーからの失点。樹森監督は日々、守備練習に重きを置くが、改善は見られない。「集中して対応しようという中、一瞬の隙に弱さがある。球際の攻防はチームとしても、個としても向上しないといけない。サイズ(身長)が小さい選手が多いので、ポジショニングを含めて習慣化しなければならない」と改善点を挙げた。
攻撃も福岡の堅守の前に迫力、精細を欠いた。「中盤で相手をはがす回数は多かったが、前線の選手のアクションが少なかった。疲れからか足元(のプレー)になりすぎた」と問題点を指摘。終盤は途中出場の小野が左右に流れてボールを循環し、宮本が中央から、ゴメスがサイドからドリブルを仕掛けて守備網を広げるなどしたが、打開できなかった。
遠い白星。選手たちは試合後、ゴール裏のサポーターから大ブーイングを浴びた。その光景をベンチから見つめた樹森監督は何を思う-。「ひとつ勝てば大きく自信を深めたり、流れに乗って行けるチームだと思っている。まずひとつ勝利したい」。次節6日は昨季のルヴァン杯決勝を戦った国立で、ヴィッセル神戸と対戦する。【小林忠】