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【阪神】藤川監督、2年ぶり開幕3連勝ならずもポジティブ ホーム開幕で「心強くまたスタート」


阪神は広島に0-2で敗れ、開幕3連勝を逃しました。先発の門別啓人投手は5回途中で8安打2失点と苦戦し、プロ初勝利をまたも逃しました。打線も広島先発の森に抑え込まれましたが、藤川球児監督は8回にチャンスを作れたことを評価し、前向きに捉えています。門別は自身の投球に反省点を見つけましたが、藤川監督は彼の粘り強さを称賛しました。阪神は敵地でのカード勝ち越しを達成しており、4月1日からのDeNAとのホーム開幕に向け、気持ちを新たにしています。

広島対阪神 6回裏広島、阪神3番手の伊原(撮影・加藤孝規)

<広島2-0阪神>◇30日◇マツダスタジアム

阪神は2年ぶりの開幕3連勝はならなかったが、藤川球児監督(44)が悲観することはなかった。先発の高卒3年目左腕、門別啓人投手(20)が5回途中8安打2失点でプロ初勝利はまたもお預け。打線も広島先発森らに2安打に抑え込まれて完封されたが指揮官は前を向いた。敵地でのカード勝ち越しというポジティブ要素を持って、ホーム開幕となる4月1日からのDeNA3連戦(京セラドーム大阪)で出直しを期す。

   ◇   ◇   ◇

初の完封負けでチーム2年ぶりの開幕3連勝はならなかった。虎の新人指揮官では、04年岡田監督以来の敵地開幕3連勝もついえた。それでも藤川監督は悲観することなく、プラスの要素を見いだした。「負けは負けですけど、形的にはチャンスはあったんじゃないかなと思います」。後ろを向くことはなかった。

0-2で迎えた8回。先頭の前川が死球で出塁し、梅野の右前打で無死一、三塁の絶好機をつくった。「8回のいいところでハーン投手が出てきて、うまくやられたなというところがありましたけど。あそこのチャンスまで待っていた。2-0でゲームが生きた状態できていましたから」。ハーンの力投と相手の好守備に阻まれたが、最後まで諦めずに逆転の好機をつくったことに手応えがあった。

先発はキャンプからの実戦7試合で、防御率0・00を誇った高卒3年目左腕の門別に託した。0-0の4回無死一、三塁。菊池の左犠飛で25年8戦目にして初自責の先制点を与えると、ファウルで粘られる場面も続き、球数は自己最多111球に到達した。5回途中8安打2失点。援護なく黒星を喫し、プロ4度目の先発でも初勝利をつかめなかった。

背番号30は「変化球を低めにいきすぎてしまったり、自分から苦しくなっている感じだった。そういうところをしっかり反省しないといけないと思います」と猛省した。それでも指揮官は試合の流れを完全には渡さなかったことを評価。「粘られながらでしたけど、しのぎながらいったんじゃないかな」とねぎらった。

負けを悔やんでばかりいても仕方ない。この日もドラフト1位ルーキー伊原の好投などポジティブな要素もあり、何より敵地で開幕連勝し、カード勝ち越しは決めている。藤川監督も前だけを見つめた。「始まったばかりですからね。また京セラからですね。本拠地に戻って、またたくさんのタイガースファンの前で火曜日からゲームできるので、選手たちも心強くまたスタートしていきます」。月も替わる4月1日から、DeNAを迎えてホーム開幕3連戦。満員のファンを味方に、昨季の日本一軍団を倒して再び勢いに乗る。【磯綾乃】

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