
<巨人6-5ヤクルト>◇28日◇東京ドーム
巨人は、「阿部采配」が的中し、最大5点差をひっくり返し、ヤクルトにサヨナラ勝ちした。
同点の延長10回2死二塁、1番で起用された若林楽人外野手(26)が、左越えのサヨナラ打を放ち、劇的な勝利に導いた
試合後、阿部慎之助監督(46)は「いや、もう興奮しました、はい。ナイスバッティングでした」と若林の一打を称賛。「1番バッターとして、最高の働きをしてくれたなと思いますし、最後ね、オープン戦の終盤、調子が良かったんで、抜てきさせてもらった」と1番起用の理由を説明した。
3点を追いかける9回1死一、三塁から若林が反撃の適時打。1死満塁から吉川が同点の2点適時打を放った。ともにイニングの先頭で甲斐が安打で出塁。阿部監督は「甲斐の出塁で、あきらめないんだっていうね、そういうのがチームに伝わった逆転劇だったなと思います」と評価した。
チームは6回までに5点をリードされたが、7回以降はリリーフ陣が無失点リレー。8回にキャベッジが来日初本塁打となる2ランで3点差に迫り、9回に同点に追いつき、延長10回に若林が試合を決めた。