
<センバツ高校野球:東海大札幌7-6日本航空石川>◇23日◇1回戦
東海大札幌は準優勝だった前回出場の15年以来、10年ぶりの甲子園勝利を手にした。
1点を追う9回2死からの逆転勝利。双子の弟で4番の太田勝馬は1回の先制打と9回の同点打を放った。3番の兄、勝心と一緒に果たした初戦突破に「これで満足しないで、もっといい結果が出るように」と気を引き締めた。大会最多タイ記録となる両チーム計7個の併殺が飛び出た試合を制し、16年の校名変更後では初白星となった。
◆1試合両チーム最多併殺 東海大札幌が5度、日本航空石川が2度の併殺を完成させた。両チーム計7併殺は95年の観音寺中央(4)東海大相模(3)以来4度目の大会最多タイ。
◆形勢5転試合 東海大札幌と日本航空石川はリードが目まぐるしく入れ替わり、逆転劇が4度ある形勢5転試合(先制を1転とする)。センバツでは17年の盛岡大付10-9高岡商(形勢6転)以来8年ぶりとなり、1試合で逆転4度以上のシーソーゲームは飛ばないバットが導入された昨年以降、春夏を通じ初めて。