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【甲子園データ】「三振しない男」智弁和歌山1番藤田は141打席三振なし イチローは216打席


初出場の千葉黎明を甲子園で破った智弁和歌山の藤田選手が、1回表で無死からセーフティーバントを成功させるなど注目されている。彼の特筆すべき点は「当て勘」が優れていることで、過去141打席ノーストライクアウトを記録。これは、新チーム結成以来の公式戦と練習試合を合わせての成果であり、驚異的な記録である。「三振しない男」として名高い存在となりつつある藤田選手の記録は、甲子園での近年の無三振記録を覆すものとなっている。エースの渡辺颯人も完封で光り、智弁和歌山は6年ぶりの白星を獲得した。神谷嘉宗監督が率いるエナジックスポーツも沖縄から初出場を果たし、新たな風を巻き起こしている。

千葉黎明対智弁和歌山 1回表智弁和歌山無死、藤田は投前セーフティーバントを決める(撮影・前岡正明)

創部4年目で初出場のエナジックスポーツ(沖縄)が新風を吹かせた。神谷嘉宗監督(69)が掲げる「ノーサイン野球」が見事にはまり、13安打8得点をマーク。至学館(愛知)に8-0で快勝した。智弁和歌山はエース渡辺颯人(3年)が4安打90球完封でマダックスを達成。初出場の千葉黎明を破り、6年ぶりに白星を挙げた。優勝候補の広島商は、21世紀枠で初出場の横浜清陵(神奈川)に大勝した。

   ◇   ◇   ◇

智弁和歌山の1番藤田が初回のバント安打など全5打席三振なし。ボールに当てる能力、いわゆる「当て勘」が飛び抜けているのだろう。これで新チーム結成以来、公式戦と練習試合を合わせ33試合、少なくとも141打席で三振がない(ここでの打席数は打数+四死球+犠打飛の合計。妨害出塁は不明のため除外)。

甲子園にはたまに「三振しない男」が登場するが、141打席ゼロは半端でない。公式戦に限ると37打席連続となった。最近の主な例では18年春の森下翔太(東海大相模=現阪神)が、新チーム結成から公式戦56打席無三振だった。甲子園の通算では90、91年の俣瀬直樹(鹿児島実=元大阪ガス)の60打席、02~04年上本博紀(広陵=元阪神)の51打席連続が目立つ。ちなみにNPB記録は藤田も尊敬するイチロー(オリックス)が97年にマークした216打席だ。【織田健途】

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