
スペイン1部アトレチコ・マドリードの元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(34)が近々、残留するか米国に行くかの決断を下すとスペイン紙アス電子版が20日に報じた。
21日に34歳の誕生日を迎えたばかりのグリーズマンの契約は来年6月30日まで残るが、同紙によると今季終了後に退団する可能性がある。理由はアメリカでのプレーに魅力を感じているためという。
グリーズマンは以前より米国文化を好み、オフを利用してNBAやNFLの観戦に訪れていた。さらに、かつてフランス代表で一緒にプレーした元チームメートであり、友人でもあるウーゴ・ロリスやオリビエ・ジルーがMLSのロサンゼルスFCに所属しており、グリーズマンが加入するのを待っているともしている。
自身の将来について、昨年12月にクラブ首脳陣と3月中にミーティングを開くことで合意していたが、現時点ではまだ行われていない。間もなく話し合いの場が設けられ、クラブに自身の意思を伝えるようだ。
今季、シメオネ監督にフィールドプレーヤーの中で一番起用されている選手であり、出場時間が唯一3000分を超えている。得点数はフリアン・アルバレス(23得点)に次ぎ、チームで2番目に多い16得点を挙げている。(高橋智行通信員)