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【阪神】オープン戦初先発の西勇輝、3回途中8失点降板「セオリー通り投げない」幻惑投法が裏目


阪神対巨人のオープン戦で、阪神の西勇輝投手が登板初戦で打ち込まれ、大きな失点を喫した。巨人の打線を相手に、序盤から連打を許し、1回に先制を許すと、その後も得点を重ねられた。3回までに11安打を浴び、合計8失点(自責7)で降板。試合に先立って、西は相手に手の内を見せない戦略を採用する意向を示していたが、結果的に不発に終わる結果となった。この試合の結果、西勇輝の対巨人戦での戦績は、オリックス時代を含めて9勝11敗となった。

オープン戦・阪神対巨人 3回表巨人2死一、三塁、藤川監督(左から2人目)は西勇(手前)を交代させる(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神-巨人>◇9日◇甲子園

阪神西勇輝投手(34)が今季オープン戦初登板でメッタ打ちを食らった。昨季リーグV打線を相手に登板したベテラン右腕は序盤から連打。初回先頭門脇に左前打を許すと、続くオコエの打席でけん制悪送球で二塁を許した。オコエの遊撃内野安打と1死後のヘルナンデスの中犠飛で先制点を献上。大城から朝のまでの3連打でさらに2点を失った。3回には2死一塁から浅野に左中間深くへの適時二塁打。死球を挟んで、荒巻、門脇、オコエに3連打を浴び、3回途中11安打8失点(自責7)で降板した。

巨人戦はオリックス時代を含め、公式戦の過去32登板で9勝11敗。この日の登板へ向け、「相手に手の内を見せないようにあえて配球を適当にします。訳わからんタイミングで違う変化球を放ったりとか、セオリー(通り)には投げない。1%でも相手を悩ますことができたら大きい」と話していたが、シーズンを見越した幻惑作戦は失敗に終わった。

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