
<オープン戦:阪神-巨人>◇9日◇甲子園
阪神西勇輝投手(34)が今季オープン戦初登板でメッタ打ちを食らった。昨季リーグV打線を相手に登板したベテラン右腕は序盤から連打。初回先頭門脇に左前打を許すと、続くオコエの打席でけん制悪送球で二塁を許した。オコエの遊撃内野安打と1死後のヘルナンデスの中犠飛で先制点を献上。大城から朝のまでの3連打でさらに2点を失った。3回には2死一塁から浅野に左中間深くへの適時二塁打。死球を挟んで、荒巻、門脇、オコエに3連打を浴び、3回途中11安打8失点(自責7)で降板した。
巨人戦はオリックス時代を含め、公式戦の過去32登板で9勝11敗。この日の登板へ向け、「相手に手の内を見せないようにあえて配球を適当にします。訳わからんタイミングで違う変化球を放ったりとか、セオリー(通り)には投げない。1%でも相手を悩ますことができたら大きい」と話していたが、シーズンを見越した幻惑作戦は失敗に終わった。