
<オープン戦:オリックス1-4巨人>◇8日◇京セラドーム大阪
オリックスはオープン戦4連敗で最下位に沈んだ。先発のドラフト2位寺西成騎投手(22=日体大)は2回3安打1失点。初回、巨人の2番中山礼都内野手(22)と3番トレイ・キャベッジ外野手(27=アストロズ)に連打を浴び、味方の失策も絡んで先制点を献上。それでも140キロ終盤の直球にカットボール、スライダーを織り交ぜ、追加点を与えなかった。
同じくルーキーのドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)は「2番中堅」で出場。3回の第2打席、巨人フォスター・グリフィン投手(29)の2球目、145キロ内角のツーシームを左前にはじき返し、オープン戦初安打を記録した。
一方、投手陣は3回に2番手で登板した井口和朋投手(31)が巨人丸佳浩外野手(35)に右翼ソロ。3番手でこの日41歳誕生日の平野佳寿投手がエリエ・ヘルナンデス外野手(30)に左中間へソロを浴びた。
反撃は5回。2死から福田周平外野手(32)が右前打を放ち、相手の失策にすかさず、二塁まで進んだ。続く1番太田椋内野手(24)がカイル・ケラー投手(31)から左前適時打で1点を返した。
6回には5番手のドラフト5位東山玲士投手(24=ENEOS)が巨人クリーンアップに対し、チェンジアップを巧みに操って1回無安打2奪三振と猛アピール。若手が躍動も、本拠地初勝利が遠い。