
<オープン戦:阪神4-5DeNA>◇8日◇甲子園
2年前の日本一の阪神が昨季日本一のDeNAに甲子園で逆転負けを喫した。
先発の門別は流れを作った。力強い直球で圧倒。5者連続三振を奪うなど、4回2安打5奪三振無失点。今春に登板した実戦では5試合で計15イニングを0に抑えて、開幕ローテ入りへ猛アピールだ。
打線も侍ジャパン帰りの佐藤輝明内野手(25)と大山悠輔内野手(30)の2人がスタメン復帰。1-0の5回には無死満塁から佐藤輝が左翼線へはじき返す2点適時二塁打を放つと、大山にも適時打が生まれて3点を追加した。
2番手のハビー・ゲラ投手(29)や侍ジャパンでも好投した石井大智投手(27)がそれぞれ1回無失点。8回途中からは前日7日に支配下登録された工藤泰成投手(23)が支配下昇格後初のマウンドに上がり大歓声が起こった。
ただ、試合は4点リードから8、9回で計5失点して逆転負け。寒さが続く甲子園に3万7525人が詰めかけた一戦で白星を届けられなかった。