
<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇7日
第97回センバツ高校野球大会(3月18日~30日、甲子園)の組み合わせ抽選会が行われ、21世紀枠で出場の横浜清陵(神奈川)と壱岐(長崎)は、ともに地区大会を制した優勝候補と初戦で激突する。
壱岐は大会3日目の20日、第3試合で近畿王者の東洋大姫路(兵庫)と対戦。横浜清陵は同4日目の21日、第1試合で中国王者の広島商とぶつかる。21世紀枠がセンバツで白星を挙げれば、21年に現日本ハムの福島蓮投手(21)を擁した八戸西(青森)が具志川商(沖縄)に8-3で勝利して以来となる。
壱岐は玄界灘に浮かぶ離島にある高校で、部員21人全員が島の中学軟式野球部出身。01年夏に波佐見で甲子園に出場した経験のある就任5年目の坂本徹監督(40)が率いる。創部48年目で初出場した昨秋の九州大会で8強入り。長崎の離島勢として、上位進出は初の快挙だった。
横浜清陵は県大会で、公立校で唯一の8強入り。準々決勝では夏の甲子園で8強入りした東海大相模に0-5で敗れたが、粘り強く戦ったことが評価された。21世紀枠は01年から設けられ、神奈川からの選出は初となった。主体的にメニューなどを話し合って決める「自治」の姿勢も選出の一因となった。