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【沼津】菅井拓也がJ3通算200試合出場も「もってない」チーム100勝とダブル達成ならず 


アスルクラロ沼津のMF菅井拓也主将は、J3通算200試合出場を達成しました。ホームで栃木SCと0-0で引き分けた試合で、菅井はキャプテンとしてフル出場し、試合中盤での重要な役割を果たしました。菅井は17年から沼津でプレーし続けており、この記念すべき節目を迎えたことを感謝の気持ちで捉えています。試合は相手に優位に進められるも、無失点で切り抜け、チームは今季4戦無敗(1勝3分け)を維持しました。ただし攻撃面で課題が残り、次期対戦に向けて改善が必要です。菅井は次の試合での勝利に向けて結束を強めます。

指示を出す沼津菅井(撮影・前田和哉)

<明治安田J3:沼津0-0栃木SC◇9日◇第4節◇最終日◇愛鷹

アスルクラロ沼津のMF菅井拓也主将(33)が、J3通算200試合出場を達成した。ホーム栃木SC戦にボランチで今季初先発。キャプテンマークを巻いて90分間フル出場した。「最低限(相手と)バチバチやれたと思う」。中盤の汗かき役として、最後まで走り切った。

17年に当時JFLの八戸から加入し、在籍9年目。今季開幕戦の途中出場で“王手”をかけながら、直近2試合は出番がなかった。4戦目にして到達した節目の日。「僕は、沼津でしか出場試合を積み重ねていない。本当にありがたいと思っている」とかみしめ、感謝を胸にピッチに立った。

試合自体は0-0で終了し、引き分けに終わった。最低限の勝ち点1は積み上げたものの、あと1勝に迫るチームのJ3通算100勝との「ダブル達成」とはいかず。「勝って同時に達成できたらと思ったんですけど…。『もってない』ですね」と振り返ったが、功績は色あせることはない。

内容も、昨季J2だった相手に試合を優位に進められながら、今季3度目の無失点で切り抜けた。シュート数は2本と攻撃には課題を残した一方で、開幕から4戦負けなし(1勝3分け)とした。16日の次節はアウェーで福島と対戦。菅井は「やっぱり90分フル出場することはいいな、と改めて思えたし、その感情を数多く感じていきたい。今日も勝ててはいないので、勝ち点(3)を持って帰って来られるように頑張りたい」と視線を先に向けた。これからも、チームの勝利のために走る。【前田和哉】

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