
第97回選抜高校野球大会が、3月18日に甲子園球場で開幕する。日刊スポーツ高校野球取材班が注目する、全国の有望選手を紹介する。
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▼敦賀気比(福井)
岡部飛雄馬(おかべ・ひゅうま)内野手(3年)165センチ、66キロ、右投げ左打ち
秋は主に1番に座り、公式戦打率5割3分5厘をマーク。神宮大会の沖縄尚学との初戦では、リードを広げる3ランを放つと、ベンチを指さしてダイヤモンドを1周した。好きな言葉は「小さな巨人」でスマートな体格ながら、チームの顔的存在。盗塁数、四死球ともにチームトップを誇り、攻撃の起点となっている。
甲子園出場は自身が1番で出場した、昨春のセンバツ以来になる。
名前の由来は、人気漫画「巨人の星」の主人公で投手だった青雲の星飛雄馬から。遊撃手ながら神宮大会準決勝の広島商戦では、投手として緊急先発登板するなど、漫画に負けじ劣らずの大活躍。同校9年ぶりの春の白星発進を導く意気込みだ。