
テニス界の超大物夫婦の息子が、悔しいマウンドを終えた。WBC予選(3月2~6日、米アリゾナ州トゥーソン)に出場するドイツ代表ジェーデン・アガシ投手(23)が、ブラジル代表との一戦で0-0の4回から2番で上がったが、制球難に苦しんだ。
アガシの父は米国出身でテニスの4大大会優勝8度を誇るアンドレ・アガシさん、母はドイツ出身で同22度のシュテフィ・グラフさん。偉大なる遺伝子を引き継ぐ息子は、米ラスベガス生まれ、南カリフォルニア大卒で、ドラフトリーグでもプレーした右腕だ。
この日は、先頭から四球、右前打で無死一、三塁のピンチを招き、暴投で先制点を献上。さらに四球などで走者を背負うと、左中間への二塁打で2点目を許し、右前へ2点適時打で計4失点。2/3回で20球を投げて3安打2四球4失点。敗戦投手となった。