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柏レイソルが18日、ホーム開幕戦となる川崎フロンターレ戦(22日、三協F柏)に向け調整を行った。
昨季終盤は、5試合連続で後半追加タイムに失点し、残留争いから抜け出せなかったが、今季はリカルド・ロドリゲス監督の下、開幕戦のアビスパ福岡戦は1-0で勝利した。
最終ラインをけん引するDF古賀太陽(26)は「去年の(後半追加タイムの)失点はあまり意識していないし、引きずっていることはない。むしろ、やりたいこともやるべきことも全然変わった今季なので。今、やるべきことに集中している」。昨季の悪夢は、開幕からしっかり払拭(ふっしょく)してみせた。
次節は、長谷部茂利新監督が就任した川崎Fが相手だ。川崎Fは開幕戦で名古屋グランパスに4-0で快勝している。古賀は「相手は監督が代わったとはいえ、主導権を握りたいことは変わらないと思う。主導権争いで自分たちが優位に立つことが一番大事なポイントになる」と見据える。
相手が堅守であることは想定済み。守備の立場から「整理された守備とはいえ、押し込まれ続けるのは相手も嫌だと思うので。そこは、相手の嫌なことをやり続けたいと思っています」と話す。
2月、3月とセレッソ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島と強豪クラブとの試合が続く。「どんな相手にもビビらず、自分たちのやりたいことをやることがすごい大事。開幕でいいスタートを切ればいいシーズンを送れる」。主将のDF犬飼智也も「今季は期待していてください」と話しており、古賀も「期待感を裏切らずにやり続けたいし、強いチームというのを見せたい」と、開幕2連勝へ意欲を見せた。【岩田千代巳】