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<練習試合:DeNA3-10ロッテ>◇20日◇宜野湾
DeNA小園健太投手(21)が、市和歌山時代にバッテリーを組んだロッテ松川との対決を制し、開幕ローテーション入りをアピールした。注目の対戦は7回無死一塁。初球カーブでタイミングを外し、遊ゴロ併殺でピンチを脱した。イメージ通りに流れを断ち、ガッツポーズ。「自分的には特別な感情は全くなくて、汐恩(松尾)の要求通りのところにカーブを投げることができましたし、打ち気にはやってた部分はあったと思うんで、(そこで)1球で終わらせられたところは、少し成長したところかなと思います」と話した。
自らに課したテーマをマウンドで体現した。前回登板の15日の中日戦の反省を踏まえ、ストライク先行の投球を意識。6回はミスも絡み、2死満塁のピンチを背負ったが、落ち着いた投球で無失点に抑えた。「焦りとかなくて、しっかりと次のバッター、次のバッターと自分の中で気持ちを切り替えて投げられた」。最速は146キロをマークし、投球フォームのバランスも良かった。三浦監督は「ボールの走りも良く、真っすぐでしっかりと押し込めていましたし、今日は本当にバランスが良かった」と評価した。【久保賢吾】