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藤井聡太王将「読みをまとめることができなかった」 王将戦第4局


ALSOK杯第74期王将戦七番勝負の第4局で、永瀬拓矢九段が藤井聡太王将に勝利し、1勝3敗と踏みとどまりました。藤井王将は終局後、自らの読みがまとめきれず敗北したと述べ、次回の対局に向けて前向きな姿勢を示しました。今回の対局で、32連勝中だった先手番の記録が途切れる形となりました。

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、大阪府高槻市の山水館で15日から指されたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第4局は16日、カド番で臨んだ永瀬九段が勝利し、1勝3敗とした。藤井王将は終局後、「局面自体は難しい気がしたが、読みをまとめることができなかった」と敗因を語った。終局後の報道陣との主なやり取りは以下の通り。

分岐が多く時間を使わされた

 ――3一玉(44手目)を指された時の思いは。

 ◆3一玉は考えたことのある手ではあったんですけど、その後の手順の組み合わせがいろいろあって難しい感じがしました。

 ――1日目の手応えは。

 ◆全体的に分岐が多いのと、こちらの玉が5八でかなり薄い形なので、封じ手のあたりは飛車を切ってやっていくしかないと思っていましたが、それほど成算を持てる感じではないと思っていました。

 ――2日目は飛車を切って攻めの主導権を握った。どんな構想だったか。

 ◆後手の9二角が動いてくる前にどれだけ戦果を上げられるかという展開になっていると思っていました。

 ――42分かけて3四銀(93手目)と指した。どういう判断だったか。

 ◆2二成香(89手目)に同金を読んでいなくて、そのあたりの局面自体は難しい気がしたんですけど、読みをまとめることができなかった気がします。3三歩(94手目)から6二金(96手目)を軽視してダメになってしまった感じがしました。

 ――長考を強いられる手が多かった。

 ◆結構分岐が多い将棋だと思ったので時間を使うようになったんですが、終盤で精彩を欠いてしまったのは残念です。

 ――2日制のタイトル戦で先手番の連勝が32連勝で途切れた。

 ◆それは全然知らなかったですけど、本局に関していうと、全体的には難しいと感じていたので、最後、崩れてしまったところは残念に思っています。

 ――第5局に向けて一言。

 ◆次は後手番なので大変な戦いにはなりますが、よい将棋が指せるように頑張りたいと思います。

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