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ブルージェイズと1年1550万ドル(約24億円)で契約した通算216勝右腕マックス・シャーザー(40)がオンラインで取材に応じ「プレーを続けたいためにプレーするのではない。勝つためにプレーするんだ」と、メジャー18年目のシーズンに向けて意気込みを語った。7日(日本時間8日)、MLB公式サイトなどが伝えた。
サイ・ヤング賞3度を誇る右腕は「私は勝つことが大好きなんだ。勝利は全てを忘れさせてくれる。朝起きたときに勝ちたいという意欲さえあれば、あとは勝手に解決してくれる。今でも高いレベルで投球ができるし、高いレベルで戦うことができる。優勝を狙えるチームの一員になれると感じているよ」と自信を口にした。
昨季地区最下位に終わったブルージェイズだが、先発ローテはシャーザー、ケビン・ガウスマン、クリス・バジット、ホセ・ベリオス、ボーデン・フランシスの5人がそろっており、さらに元中日のジャリエル・ロドリゲスや昨年6月に右肘手術を受けたアレク・マノアらが控えている。
シャーザーは「どんなチームでも、屋台骨になるのは常に先発ローテーションだ。どれだけ攻撃力があっても関係ない。イニングを食える強力な先発陣がいなければ、常に問題を抱えることになる。ブルージェイズに関して言えば、ガウスマン、バジット、ベリオス、そしてこれから出てくるフランシスと、イニングを稼げる投手がそろっている」と話した。
また、昨今のデータ偏重のメジャーの風潮にも警鐘を鳴らした。「実を言うと、今はデータがあまりにもあふれすぎている。ピッチングに関する議論で言えば、私は完全に否定派。私は自分のどこが優れているのか、何を見る必要があるのか、投球で何を考えれば良いのか、何をすればいいのかを理解している。良いデータもいくつかあるが、悪いデータも多い」と、持論を語った。