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虎の真打ち登場だ。阪神大山悠輔内野手(30)、近本光司外野手(30)が今季オープン戦初戦の22日楽天戦(金武)での出場が濃厚になった。ともに8日の紅白戦には出場していたが、対外試合出場は今季初めてとなる。
大山は18日のフリー打撃で39スイングで3連発を含む15本の柵越えを放つなど順調だ。「いろいろな準備をして臨みたいし、打席、打席で状況だったり、場面が違うと思うので。そういうのも含めていろいろな準備をしたい。1球1球しっかり考えながらやりたい」。3月のオランダとの強化試合(京セラドーム大阪)に6年ぶりに侍ジャパン招集された大砲は、対外初実戦へ意気込んだ。一方の近本も「反応とか、実戦でしか感じられないものがある」とカウントダウンに入ったオープン戦をにらんだ。
藤川球児監督(44)も大山、近本の出場について「彼らが準備ができていると、ゲームに出て準備したいとなればそうなるんじゃないでしょうか。昨年の開幕からの自分たちがうまくいかなかったことに対するアプローチを仕掛けているんじゃないかと感じる。前向きにやってくれていると思います」と期待。攻撃陣のキーマンとなる同学年コンビが、満を持してオープン戦に臨む。【伊東大介】