ドジャースが今オフ、来年で3年契約が終了するデーブ・ロバーツ監督(52)と契約延長の交渉を行う見通しだと29日(日本時間30日)、地元紙ロサンゼルス・タイムズ電子版が報じた。昨オフに監督史上最高額となる5年総額4000万ドル(約62億円)、年平均800万ドル(約12億4000万円)でブルワーズから引き抜かれたカブスのクレイグ・カウンセル監督の契約を上回る可能性もあるという。
ロバーツ監督は16年に就任し、9年間で通算851勝、506敗で勝率は驚異の6割2分7厘を記録。9年連続でポストシーズン進出、地区優勝8度、リーグ優勝4度に導き、20年と今季にワールドシリーズを制した。22年3月に3年間の契約延長を結んでいるが、同記事は「ドジャースは今オフ、長年の指揮官と高額な契約延長の交渉を行うとみられる」とリポートし「ロバーツには(監督の年俸の)新たなスタンダードになる資格がある」と、カウンセル監督の金額を更新する可能性に言及した。
さらに「影響力はグラウンド外やクラブハウスまで及ぶ。球団全体の看板的存在で、毎日2度のメディア対応でチームの顔としての役割を果たしている。また、ドジャースと地域のつながりに置いても重要な存在で、チームが主催するチャリティーイベントや試合前のスポンサーや特別ゲストとの面会にも常に対応している」と、試合以外の面でも重要な役割を果たしていると伝えた。