松竹は2日、「三月大歌舞伎」(4~27日、東京・歌舞伎座)で上演する「通し狂言『仮名手本忠臣蔵』」の主な出演者を発表した。
尾上菊五郎、片岡仁左衛門、中村梅玉をはじめ、松本幸四郎、尾上松緑、尾上菊之助、片岡愛之助、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、尾上松也、中村時蔵、坂東巳之助、尾上右近、中村隼人ら世代を超えた俳優がそろう。
愛之助は24年11月末に、京都南座で舞台稽古中に上顎および鼻骨骨折の大けがを負った。SNSでは復帰を喜ぶ声が上がっている。
今年は松竹創業130年の記念の年で、歌舞伎の3大名作「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」の上演が発表されている。3大名作の一挙上演は、1995年(平7)以来、30年ぶりとなる。