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フリーマン父、満身創痍の息子へ「もうプレーするな」「これ以上ケガをして欲しくない」と懇願


ロサンゼルス・ドジャースのフレディ・フリーマン内野手は、2024年のワールドシリーズでプレー中の負傷にもかかわらずMVPを獲得した。9月下旬に右足首の捻挫と肋軟骨骨折を乗り越え、特に息子マックス君のギラン・バレー症候群との闘病が彼を駆り立てた。フリーマンは、4試合連続で本塁打を放つ活躍を見せ、特に劇的な満塁サヨナラホームランで観衆を驚かせた。彼のプレー決意は、家族の支えや息子の回復への希望と深く結びついている。オフシーズンには手術を予定しているが、その瞬間の彼の献身はファンのみならず家族の心にも響いた。父親のフレッドさんも、息子の決意と強さに感銘を受けていると語った。

ドジャースのフレディ・フリーマン(2024年8月撮影)

BSテレ東は1日、「大谷翔平のなぜには物語がある」を放送。選手生命を脅かすケガを抱えながら、ワールドシリーズ(WS)でMVPを獲得したフレディ・フリーマン内野手(35)を特集した。

フリーマンは9月下旬の走塁時に右足首を捻挫。さらにその1週間後、肋(ろく)軟骨の骨折も判明した。それでもフリーマンは「私の腫れた足首なんて問題じゃない。(三男)マックスの状態が良くなかったら、私はこの場に居なかった。監督や編成部長や球団オーナーまでみんなが心配してくれた。それに息子はまだリハビリを続けている。父親として自分が戦っている姿を見せたい」とWS開幕直前に語った。

フリーマンの三男マックス君は、7月下旬に重度のギラン・バレー症候群を発症。呼吸困難に陥り、集中治療室(ICU)で治療を受けた。

フリーマンはWSで史上初の逆転サヨナラ満塁弾など、4試合連続本塁打でMVPを獲得。オフには右足首の手術を受けた。WS制覇直後の父フレッドさんのインタビューが新たに公開され「『もうプレーするな。これ以上ケガをして欲しくない』と息子に言いました。でも息子は『プレーオフは何があっても出場する』と言った」と、フリーマンの決意が明かされた。

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