BSテレ東は1日、「大谷翔平のなぜには物語がある」を放送。選手生命を脅かすケガを抱えながら、ワールドシリーズ(WS)でMVPを獲得したフレディ・フリーマン内野手(35)を特集した。
フリーマンは9月下旬の走塁時に右足首を捻挫。さらにその1週間後、肋(ろく)軟骨の骨折も判明した。それでもフリーマンは「私の腫れた足首なんて問題じゃない。(三男)マックスの状態が良くなかったら、私はこの場に居なかった。監督や編成部長や球団オーナーまでみんなが心配してくれた。それに息子はまだリハビリを続けている。父親として自分が戦っている姿を見せたい」とWS開幕直前に語った。
フリーマンの三男マックス君は、7月下旬に重度のギラン・バレー症候群を発症。呼吸困難に陥り、集中治療室(ICU)で治療を受けた。
フリーマンはWSで史上初の逆転サヨナラ満塁弾など、4試合連続本塁打でMVPを獲得。オフには右足首の手術を受けた。WS制覇直後の父フレッドさんのインタビューが新たに公開され「『もうプレーするな。これ以上ケガをして欲しくない』と息子に言いました。でも息子は『プレーオフは何があっても出場する』と言った」と、フリーマンの決意が明かされた。