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リバプール遠藤フル出場で決勝点に絡む サウサンプトン菅原は途中出場からクロスで決定機演出


リバプールはイングランドリーグ杯準々決勝でサウサンプトンに2-1で勝利し、準決勝への進出を決定した。試合では日本代表の遠藤航が中盤でフル出場し、攻守において重要な役割を果たした。リバプールはダルウィン・ヌニェスの先制ゴールとエリオットの追加点でリードを広げた。サウサンプトンはFWアーチャーのゴールで1点を返すが、試合をひっくり返すことはできなかった。サウサンプトンの菅原由勢は後半から出場し、得点機会を演出するなどの活躍を見せた。降りしきる雨の中、両チームの日本人選手が持ち味を発揮する一戦となった。

リバプール遠藤航(左)(ロイター)

<イングランドリーグ杯(カラバオカップ)サウサンプトン1-2リバプール>◇18日(日本時間19日)◇準々決勝◇サウサンプトン

リバプールがアウェーでサウサンプトンに2-1で競り勝ち、4強進出を決めた。

リバプールは日本代表MF遠藤航(31)が左ボランチでフル出場し、サウサンプトンはDF菅原由勢(24)が後半15分から途中出場した。

降りしきる雨の中、遠藤は序盤から持ち前のボールカットで相手にプレッシャをかけた。常にDFラインに近い深めの立ち位置を心がけ、攻撃の起点役ともなった。

リバプールは前半24分にカウンターから抜け出したFWヌニェスが右足でゴールし、先制点を挙げた。

続けて前半32分、敵陣アタッキングサードでガクポ→遠藤→ガクポとワンタッチで局面を崩し、ゴール前でパスを受けたMFエリオットが右足でゴールを奪った。守備だけに終わらない遠藤の攻撃センスが光った。

2点リードした後半14分、ミドルサードで相手の強パスが遠藤の顔面に当たり、オープンスペースへ転がった。FWアーチャーに拾われ、カットインから右45度シュートを鮮やかに決められ、1点を返された。

サウサンプトンの菅原は後半15分に登場すると、いきなり決定機を作った。右ウイングバックに入ると鋭いクロスを送り、ゴール前のアーチャーが右つま先でシュート。GKケレハーが右手1本でのスーパーセーブを披露した。得点となっておかしくない場面だった。さらに波状攻撃から2本目もクロスを入れ、ここもゴール前の際どいボールだったが、リバプールのDF陣が防いだ。

日本人両選手が持ち味を披露する試合となり、接戦の末にリバプールが準決勝へ勝ち上がった。

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