出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する第3回の「現役ドラフト」が9日、開催された。午後1時からオンラインで非公開で実施。史上初めて2巡目も行われ、広島が2人を指名した。
各球団が指名した選手は以下の通り。
【1巡目】
■セ・リーグ
巨人 田中瑛斗投手(日本ハム)
阪神 畠世周投手(巨人)
DeNA 浜地真澄投手(阪神)
広島 山足達也内野手(オリックス)
ヤクルト 矢崎拓也(広島)
中日 伊藤茉央投手(楽天)
■パ・リーグ
ソフトバンク 上茶谷大河投手(DeNA)
日本ハム 吉田賢吾捕手(ソフトバンク)
ロッテ 石垣雅海内野手(中日)
楽天 柴田大地投手(ヤクルト)
オリックス 本田圭佑投手(西武)
西武 平沢大河内野手(ロッテ)
【2巡目】
広島 鈴木健矢投手(日本ハム)
◆現役ドラフト対象選手とは。以下の8項目の選手は対象外
(1)外国人選手
(2)複数年契約選手
(3)来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
(4)FA権を行使したことのある選手
(5)FA資格選手
(6)育成選手
(7)前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手
(8)シーズン終了後に育成から支配下になった選手
◆現役ドラフト 日本プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、約4年間の話し合いの末、22年12月から導入された。各球団は契約保留選手名簿の中から、外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手など8項目にあたる選手をのぞき、指名対象選手を2人以上(来季年俸5000万円以上1億円未満を1人含む場合は3人以上)を事前に提出。各球団は全体の対象選手リストの中から指名希望を議長に通知する。他球団からの希望をもっとも多く集めた球団が暫定指名順位1位となり、最初に指名する。指名された球団が次に指名する流れを基本とし、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る仕組みとなっている。希望した球団により、2巡目まで行われる。