<12球団合同トライアウト>◇14日◇ZOZOマリン
DeNA育成の村川凪外野手(26)が、持ち味の快足をアピールした。
シート打撃形式で三邪飛、右前打、二ゴロ、三振の4打数1安打。第2打席は、高田孝一投手(楽天)と対戦。「ヒットを打たないと(持ち味の俊足を生かせる)その場面ももらえないんで、まずは塁に出ようと思って打席には立ってました」。138キロの直球を右前に運んで出塁した。「1本だったのですが、打ててよかったです」と話した。
続く曽根海成(広島)の打席で、2球目に二盗を決めた。「ちょっと初球は様子を見て、もう2球目はもう動き出しのちょっと前ぐらいには、もう動いたろうというぐらいで行きました」。セーフとなり、アピールに成功。「やっぱり一番、ベイスターズに入ってからもそこを見られて来たと思うので、アピールしたいなと思っていた。いいところは見せられたかな」と振り返った。
プロ3年目の今季は、2軍で74試合に出場し、自己最高の打率3割8厘、出塁率3割6分4厘、0本塁打、8打点、12盗塁だった。「ベイスターズでは足で足でと言われて、打撃も僕の中でいい感じで力をつけてきたと思う。どうなるか分からないですけど、やっぱり走攻守で勝負できる選手にこれからなっていきたいなというのはあります」。今後の進路については「NPBにこだわりたい」とした。ただし、社会人野球や独立リーグについては「正直、まだそこは考えられていない」と含みを残した。【斎藤直樹】