侍ジャパン井端監督が、完全アウェーの台湾戦と“アレ”を重ねた。チームは台湾へ移動し、プレミア12・1次ラウンド第2戦の15日韓国戦に中日高橋、敵地となる16日台湾戦は阪神才木を先発投手に指名。「台湾の応援がすごいというのはみんな分かってるので。まあ、慣れているんじゃないですか。アレよりはすごくないと思いますよ」とニヤリ。アレというのは甲子園でのGT戦。伝統の一戦のことだった。
現役時代に中日から巨人に移籍後、乗り込んだ甲子園での迫力に度肝を抜かれた。「巨人きたら(迫力に)『え?』って。そこをイメージすれば、そこまでではないのかなと思いますよ、僕個人的には」。5年前の19年プレミア12では敵地台湾戦に今永が先発。当時を知るだけに、ホーム側とはいえ伝統の一戦の雰囲気を知る才木を選んだ。「(高橋)宏斗もそうですけど、うまくやってくれれば」。台湾入りした同監督は、台湾-ドミニカ共和国を視察。初戦の勢いそのまま韓国そして台湾と連勝街道を切り開く。