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高木美帆、世界に示した底力=五輪の疲労乗り越え総合2位―スピードスケート


 【ハーマル(ノルウェー)時事】6日まで行われたスピードスケートの世界選手権オールラウンド部門で、女子の高木美帆(日体大職)が総合2位に入った。北京五輪で5種目に出場し、金1、銀3のメダル4個を獲得。今大会は疲労困憊(こんぱい)ながら3大会ぶりの優勝にあと一歩と迫り、世界に底力を示した。  短距離から長距離まで4種目の総合成績で争うオールラウンド。女子の世界一を決める大会は1936年に始まり、本場オランダなど欧州では特に栄誉あるタイトルだ。高木美は2018年に男子を含めて日本選手で初めて総合優勝を遂げた。  北京五輪の閉幕からわずか2週間。五輪で短距離に注力した分、今大会に向けて急ピッチで長距離の練習を積んだ。「疲労が回復しない」など満身創痍(そうい)の中、500メートルと1500メートルは貫禄の1位。しかし、記録はいまひとつで、海外のライバルに大差をつけられなかった。  対照的に長距離種目で健闘した。最後まで集中力を保ち、総合首位で迎えた最終の5000メートルでは自己新記録。北京五輪3冠のスハウテン(オランダ)に逆転を許したものの、「よく最後まで粘れた。一番は取れなかったが、褒めてあげたい」。晴れやかな表情で自らをねぎらった。  慌ただしい五輪シーズンも、12日に始まるワールドカップ最終戦(オランダ・ヘーレンフェイン)で一区切りとなる。「先のことを考える余裕が今はない」と今後の明確な目標は定まっていないが、「レースって楽しいなと思った。(思うように)体が動かせたら楽しい」。スケートが好きな純粋な気持ちは常に心の中にある。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕スピードスケートの世界選手権オールラウンド部門で総合2位に入った高木美帆=6日、ノルウェー・ハーマル(AFP時事)
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