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学生がクレジットカードの審査に落ちる理由は?審査基準や審査通過のコツを解説


(画像:NET MONEY編集部)

大学や専門学校に通う学生の中には、クレジットカードを作りたいと思っているものの、審査落ちが不安で申し込みを躊躇しているという方も少なくないでしょう。

学生は、クレジットカードの審査において比較的有利な属性です。しかし、すべての学生が作れるわけではなく、審査に落ちる方もいます。

この記事では、学生がクレジットカードの審査に落ちてしまう理由から、学生の審査基準や審査通過のコツ、比較的審査の甘いクレジットカードを解説します。

  1. 学生向けクレジットカードの種類
  2. 学生がクレジットカードの審査に落ちる理由
    1. 携帯電話料金に延滞がある
    2. 短期間で複数のクレジットカードに申し込みをした
    3. 申込時に虚偽の申告をした
  3. 学生が審査なしで作れるクレジットカードはある?
  4. 学生向けクレジットカードの審査基準
    1. 属性情報
    2. 信用情報
  5. 学生向けクレジットカードの審査は甘い?
  6. 学生がクレジットカードを作る際には親の同意が必要?
  7. 学生がクレジットカードの審査に通過するコツ
    1. 職業欄は「学生」を選択
    2. 信用情報に問題がないかを確認しておく
    3. 学生向けのクレジットカードを選ぶ
  8. 学生でも審査通過しやすいおすすめクレジットカード5選
    1. 学生専用ライフカード
    2. 楽天カード アカデミー
    3. エポスカード
    4. 三菱UFJカード
    5. JALカードnavi
  9. 学生がクレジットカードを作るメリット
    1. 買い物でポイントが貯まるから節約につながる
    2. キャッシュレス決済でスマート
    3. サブスクの支払い用にも便利
    4. 利用明細が残るから家計を管理しやすい
    5. クレヒスを積んで上位カード審査が有利になる
    6. ETCカードを作って遠出のドライブにも便利
  10. 学生がクレジットカードを作る際の注意点
    1. リボ払いには注意
    2. 学生は審査時に親の同意が必要な場合がある
    3. 支払いの遅延・延滞は避ける
  11. 学生のクレジットカード審査に関するQ&A
    1. 収入のない学生でもクレジットカードを作れる?
    2. 大学のランクによって審査の結果は変わる?
    3. 学生専用カードは卒業後も使える?
    4. 家族カードと学生向けカードの違いは?
    5. 奨学金を借りているのは審査に不利になる?

学生向けクレジットカードの種類

学生向けクレジットカードには、主に次の3種類があります。

学生向けクレジットカードの種類

  • 申込者が学生に限定されている「学生専用カード」
  • 申込みできる年齢制限がある(20代、30代など)
  • 申し込みの対象が幅広く、学生でも申し込める

学生専用カードとは、申込者が学生に限定されたクレジットカードを指します。在学中に年会費無料やポイントアップなど、学生向けのサービスを受けることが可能です。

続いて、年齢制限付きのクレジットカードは、20代や30代など申し込みできる年齢に上限が設定されています。学生や若者をターゲットとしている場合が多く、学生にとってメリットのある特典やサービスが期待できます。

学生専用や年齢制限付きのカード以外にも、学生が申し込むメリットのあるものはあります。特に年会費無料のクレジットカードは申込条件として「高校生を除く18歳以上」としているケースが多く、学生も申し込み対象です。

\学生に特典が豊富なカード/

学生がクレジットカードの審査に落ちる理由

学生がクレジットカードの審査に落ちる理由には、次のようなものが挙げられます。

これからクレジットカードの審査を受ける学生は、自分がこれらの特徴に当てはまっていないかチェックしておきましょう。

携帯電話料金に延滞がある

携帯電話料金に延滞がある方は、信用情報機関に延滞情報が登録されてしまい、審査落ちの原因になるケースがあります。

信用情報機関とは、クレジットカードやローンの契約、申し込みに関する個人の信用情報を管理する機関です。クレジットカードの審査の際には申込者の信用情報が参照され、過去に未払いや支払いの遅延がないかが確認されます。

クレジットカードやカードローンを利用した経験のない学生の場合、信用情報機関に登録される情報がないと考えてしまいます。しかし、そこで注意が必要なのが携帯電話料金の延滞です。

携帯電話の通話料金や通信料金は信用情報には当たりませんが、携帯電話本体を分割で購入している場合、割賦料金として信用情報機関に登録されます。

ですので、携帯電話本体の料金を分割で毎月の携帯電話料金と一緒に支払っている場合、携帯電話料金を延滞してしまうと信用情報機関に延滞情報が登録されてしまいます。

短期間で複数のクレジットカードに申し込みをした

短期間で複数枚のクレジットカードに申し込みをした場合、返済能力を疑われてしまい、審査落ちの原因になる可能性があります。

クレジットカードの審査の際には、過去に未払いや支払いの遅延がないかを確認するために、信用情報機関で申込者の信用情報が照会されます。信用情報機関では、クレジットカードの契約内容や利用履歴のほかに、申し込みに関する情報も登録の対象です。

信用情報機関のCICでは、クレジットカードの申し込み情報が6ヵ月間保有されています。

このため、6ヵ月以内に複数枚のクレジットカードを申し込みした場合、審査時に登録された申し込み情報も照会されます。

アルバイトなどをしておらずに収入のない学生の場合、複数枚のクレジットカードを作っても、利用代金の支払いが難しいと判断されるのが自然です。

申込時に虚偽の申告をした

クレジットカードの申込時に虚偽の申告をした場合、審査落ちの原因になります。

クレジットカードの審査は申込者の返済能力を判断することが目的です。

「収入が多いほうが返済能力が高いと判断され審査に通過しやすいのではないか」

と考えるかもしれませんが、審査の際には申請内容が事実であるかを確認する信用調査がおこなわれます。

虚偽の申告をした場合、返済能力の有無以前の信用問題として、審査に落ちてしまう可能性があります。

また、審査の際は、故意に虚偽の申告をしたのか、単純なミスなのかを判断できませんので、申告内容と実際の属性情報に相違があった場合、故意かミスかに関わらず審査落ちの原因となります。

申し込みフォームを送信する前に、必ず記入漏れや間違いがないかを確認しておくようにしましょう。

学生が審査なしで作れるクレジットカードはある?

結論からいうと、学生か社会人かにかかわらず、審査なしで作れるクレジットカードはありません

クレジットカードは利用者とカード会社、そして店舗の信用によって成り立っている決済方法です。

利用者が店舗でクレジットカード決済をした場合、カード会社から店舗に利用者が決済した金額が支払われます。カード会社が立て替えて支払いをした代金を、利用者から後払いで回収する仕組みです。

ですので、利用者がクレジットカードの利用代金を支払いできなかった場合、カード会社に損害が発生してしまいます。

利用者に返済能力があるかどうか、また、過去に支払いの遅延や未払いがないかを確認し、信用に足る人物であるかを判断するためにも審査が必要です。

\学生でも審査が通りやすい/

学生向けクレジットカードの審査基準

学生向けクレジットカードの審査基準では、申込者の2つの情報が重視されると考えられます。

ここでは、具体的にどのような情報が審査で重視されるのかを解説します。

審査で重視される情報

属性情報

属性情報とは、申込者本人の勤務先や家族構成など、支払い能力の判断につながる情報を指します。

本人に安定収入がある場合、申込時に入力した勤務先や年収が属性情報にあたり、審査の結果に影響します。申込者が学生の場合でも、本人がアルバイトをしており、安定した収入があれば、アルバイト収入が支払い能力の判断基準の1つです。

ですので、通常は本人に安定収入がないと、クレジットカードの審査に通過できません。

ただし、属性情報の職業が学生や主婦の場合、審査時には家族の年収を含む世帯年収がチェックされます。本人の年収が0円の学生の場合、一般的には両親の年収が重要な属性情報にあたります。

信用情報

信用情報とは、クレジットカードやカードローンなどの契約内容や利用履歴、申し込み内容などの情報です。

信用情報は信用情報機関に登録されています。審査の際にクレジットカード会社により申込者の信用情報が照会され、過去に支払いの遅延や未払いがないかをチェックされます。

日本国内の信用情報機関は次の3つです。

国内の信用情報機関

機関概要
CIC主にクレジットカード
会社が加盟
日本信用情報機構(JICC)主にカードローン
会社が加盟
全国銀行個人信用
情報センター
主に金融機関が加盟

3つの信用情報機関では信用情報が共有されています。

ですので、クレジットカードの審査時には、クレジットカードの利用履歴だけではなく、カードローンや金融機関のローンを含む、すべての信用情報が照会されています。

学生向けクレジットカードの審査は甘い?

学生向けクレジットカードは、利用限度額が低めに設定されているものが多く、一般的なクレジットカードと比べると審査基準も甘いと考えてよいでしょう。

学生向けと一般向けのクレジットカードの利用限度額の目安は次のとおりです。

クレジットカードの利用限度額の目安

学生向けカード10~30万円程度
一般向けカード10~100万円程度

利用限度額が高くなれば、それだけ高い返済能力も求められます。

学生向けクレジットカードの限度額が低めに設定されているのは、収入のない学生にも作りやすくするためと考えてよいでしょう。

また、利用限度額が30万円以下のクレジットカードは「包括クレジットに関する例外措置」に該当します。審査時に支払可能見込額などの調査を省略できるため、学生向けクレジットカードの利用限度額は30万円以下に設定されるケースが多くなります。

\学生におすすめなクレジットカード/

学生がクレジットカードを作る際には親の同意が必要?

2022年4月1日に法改正された成人年齢の引き下げにより、学生がクレジットカードを作る際に親の同意が必要なくなりました

2022年3月31日以前は成人年齢が20歳であったため、18歳と19歳の未成年の学生がクレジットカードを作る際は親(保護者)の同意が必要でした。

成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、18歳以上であれば親の同意なしにクレジットカードを作成可能になります。

ただし、クレジットカード会社によっては、学生の申し込みの場合は保護者の同意が必要となるケースもあるので、規約をを確認しておきましょう。

学生がクレジットカードの審査に通過するコツ

学生がクレジットカードの審査に通過するコツには、次のようなものが挙げられます。

職業欄は「学生」を選択

アルバイトをしている、いないにかかわらず、申し込みフォームの職業欄は「学生」を選択するようにしましょう。

自身に収入がなくても、職業が学生や主婦の方であれば、世帯年収による審査が可能です。自身に収入がある場合も、フリーターとして申告するよりも学生のほうが属性のうえでも有利になると考えられます。

また、クレジットカード会社によっては、18歳以上でも学生の場合は保護者の同意が必要なケースがありますので、学生であると明記しておくことが重要です。

信用情報に問題がないかを確認しておく

これまでにクレジットカードやローンの支払いに未払いや遅延はないかなど、自身の信用情報に問題がないかを確認しておきましょう。

審査の際は、申込者個人の信用情報が参照され、過去に支払いの遅延や未払いがあった場合、審査落ちの原因になります。

とくに、直近3ヵ月以内に支払いの遅延の心当たりがある場合、最低でも3ヵ月以上は連続して期日どおりの支払いをおこなってから審査を受けるほうが無難です。

学生向けのクレジットカードを選ぶ

学生がクレジットカードを申し込む際は、学生向けのクレジットカードを選ぶのがおすすめです。

クレジットカードにはランクが設定されており、ゴールドカードやプラチナカードなど、ランクの高いカードになるほど審査基準も厳しくなります。また、ランクの高いカードでは、本人に安定収入があることが申し込み要件になっているなど、学生が申し込み対象にならないカードも少なくありません。

学生向けのクレジットカードは、ターゲットとしている対象が学生ですので、学生の申し込みが歓迎されていると考えてよいでしょう。

学生でも審査通過しやすいおすすめクレジットカード5選

ここでは、学生でも審査に通過しやすい、おすすめクレジットカード5選を紹介します。

学生専用ライフカード

学生専用ライフカードの基本情報

年会費無料
家族カード年会費発行なし
ETCカード
年会費
・初年度:無料
・2年目以降:1,100円(税込)(年1回以上の利用で無料)
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
還元率0.5%(1,000円につき1ポイント)
申し込み条件満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方
  • 卒業後も年会費無料で利用可能
  • 海外利用分の3.0%がキャッシュバック
  • 海外旅行保険が自動付帯

卒業後も年会費無料でクレジットカードを使い続けたい方には、ライフカードの学生専用カード、学生専用ライフカードがおすすめです。

学生専用ライフカードは、大学や専門学校に在学中の方が申し込みできる、学生専用のクレジットカードですが、卒業後も年会費無料でカードを継続できます。

学生専用カードの特典として、海外利用分の3.0%がキャッシュバック還元される「海外キャッシュバックサービス」や、自動付帯の海外旅行保険を利用できます。

卒業旅行で海外旅行を予定している方は、学生専用ライフカードを持っておけば、海外旅行時にも役立ちます。

楽天カード アカデミー

楽天カード アカデミーの基本情報

年会費無料
家族カード年会費発行なし
ETCカード
年会費
550円(税込)
国際ブランドVisa、JCB
還元率1.0%(100円につき1ポイント)
申し込み条件満18歳以上28歳以下の高校生を除く学生
  • 学生専用カードだから作りやすい
  • 楽天学割で楽天市場や楽天ブックスがお得
  • 楽天ポイントがさらに貯まりやすいカード限定特典

楽天ポイントを貯めている方なら、楽天カードの学生専用カード「楽天カード アカデミー」がおすすめです。

楽天カード アカデミーは、学生専用の優待サービス「楽天学割」の対象となり、楽天市場での送料無料クーポンのプレゼントや、曜日限定のポイントアップ特典などが付帯しています。

さらに、楽天カード アカデミー限定の特典として、楽天ブックスや楽天トラベルでのポイントアップがあります。

卒業後は、年会費永年無料の楽天カードに自動で切り替わりますので、引き続き無料でクレジットカードを利用できます。

エポスカード

エポスカードの基本情報

年会費無料
家族カード年会費発行なし
ETCカード
年会費
無料
国際ブランドVisa
還元率0.5%(200円につき1ポイント)
申し込み条件高校生を除く18歳以上の方
  • マルイ店頭で最短即日発行が可能
  • エポス会員限定特典で普段のカード利用がお得
  • アーティストやキャラクターとのコラボカードが豊富

エポスカードは、マルイのカードカウンターで最短即日発行で作れる、学生にもおすすめのクレジットカードです。

マルイの発行するクレジットカードであることから、エポスカードのメインのターゲット層は学生を含む若者世代となっており、学生の申し込みも歓迎されていると考えられます。

イオンシネマやスターバックスでの割引やポイントアップなど、学生のライフスタイルにも身近な店舗での会員限定特典が充実している点もメリットです。

また、人気のアーティストやキャラクターとのコラボカードが充実している点も特徴で、推しのデザインのクレジットカードが欲しい方にもおすすめできます。

三菱UFJカード

(画像引用:三菱UFJカード公式)

三菱UFJカードの基本情報

年会費永年無料
家族カード年会費永年無料
ETCカード
年会費
無料(新規発行手数料:1枚につき1,100円(税込))
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB、American Express®
還元率0.5%~15%(1,000円につき1ポイント)※
申し込み条件18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。
  • 対象のコンビニ・飲食店で最大5.5%還元
  • カード情報は裏面に集約されているので安心

学生のうちから、信頼できる銀行系のクレジットカードを利用したい方には、三菱UFJカードがおすすめです。

三菱UFJカードでは、学生でも年会費無料で利用できますので、学生の申し込みが歓迎されていることがうかがわれます。

対象のコンビニや飲食店での利用では、最大5.5%相当のポイントが還元されますので、普段の買い物でポイントを貯めたい方にもおすすめです。

また、カード情報は裏面に集約されていますので、スタイリッシュなだけではなく、カード番号の盗み見による被害も予防できます。

※1ポイント5円相当の商品に交換した場合
※ポイント還元対象となる利用金額は各ご利用期間中29,000円が上限です。

JALカードnavi

(画像引用:JALカード公式

JALカードnaviの基本情報

年会費無料
家族カード年会費発行なし
ETCカード
年会費
無料
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
還元率1.0%(100円につき1マイル)
申し込み条件高校生を除く18歳以上30歳未満の学生
  • 在学中年会費無料
  • 還元率1.0%でショッピングマイルが貯まる
  • 学生限定のオリジナルボーナスマイル

学生の特権を生かして、お得にJALマイルを貯めたい方にはJALカードnaviがおすすめです。

JALカードnaviは学生専用のJALカードで、在学中は会費無料で利用できます。

カード限定の特典として、通常4,950円(税込)の年会費が発生する「JALショッピングマイル・プレミアム」が無料付帯し、普段の買い物で1.0%還元でJALマイルを貯めることが可能です。

さらに、語学検定ボーナスマイルや卒業ボーナスマイルなど、学生に特化したJALカードならではのオリジナルボーナスマイルが設定されています。

学生がクレジットカードを作るメリット

学生がクレジットカードを作ることには、次のようなメリットがあります。

買い物でポイントが貯まるから節約につながる

クレジットカードを利用することにより、買い物でポイントを貯められるので、節約につなげられます。

ポイントカードを作ったものの、会計時に出すのを忘れてポイントを付けるのを忘れてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。クレジットカードを利用すれば、決済するだけでポイントが付与されますので、効率的にポイントを貯めることが可能です。

貯まったポイントは、共通ポイントやキャッシュバック、商品券などに交換できますので、現金で買い物をするよりもお得です。

キャッシュレス決済でスマート

クレジットカードはキャッシュレス決済なので、財布に小銭も貯まらずスマートに買い物ができます。

Apple PayやGoogle Payなどのスマートフォン決済に対応したクレジットカードを利用すれば、カードを持ち歩く必要なく、スマートフォンだけで買い物が可能です。コンビニやスーパーなど、レジが混み合う店舗での買い物ではタッチ決済がスピーディで便利です。

また、普段利用している決済アプリと相性のよいクレジットカードを利用すれば、ポイントの2重取りも可能です。

サブスクの支払い用にも便利

サブスクリプションサービスの支払い用にもクレジットカードが便利です。

音楽アプリや動画サイトなどのサブスクリプションサービスの支払いでは、クレジットカードの利用が必須のケースも少なくありません。

サブスクリプションサービスやオンラインショッピングの支払い専用にクレジットカードを作りたい場合、インターネットでのみ利用できるバーチャルカードの利用もおすすめです。

利用明細が残るから家計を管理しやすい

クレジットカードで買い物をする癖をつけておけば、利用明細が残りますので、家計を管理しやすい点もメリットです。

利用明細では、利用日時や店舗、金額を確認できます。お小遣い帳や家計簿を付ける習慣がない方も、利用明細を見ればどのようなお店でどの程度利用しているかを把握できますので、節約につながります。

毎月の上限の金額を設定し、その金額を超えないように利用明細を確認しながら意識するのもよいでしょう。

クレヒスを積んで上位カード審査が有利になる

学生のうちからクレジットカードの利用実績があれば、クレジットヒストリー(クレヒス)が積めるので、上位カードの審査時に有利になると考えられます。

クレヒスはクレジットカードやローンの利用や支払いの履歴を指し、信用情報機関に保存された信用情報がクレヒスにあたります。

審査の際は、クレヒスが参照されます。特に、上位カードの審査の際は、遅延のない支払いの履歴など、信用度の高いクレヒスを積んでおくようにしましょう。

ETCカードを作って遠出のドライブにも便利

クレジットカードを作れば、付帯カードとしてETCカードを作れますので、遠出のドライブの際にも便利です。

ETCカードがあれば、有料道路の料金所をノンストップで通過できますので、特に大型連休などの渋滞が発生しやすい時期はスムーズなドライブにつながります。

また、ETCカードでは、休日割引をはじめとしたさまざまな割引特典が適用されますので、現金での支払いよりもお得に有料道路を利用できます。

学生がクレジットカードを作る際の注意点

学生がクレジットカードを作る際は、次のような注意点があります。

リボ払いには注意

クレジットカードを利用する際には、リボ払いの使い過ぎには注意しておきましょう。

リボ払いとは、毎月の支払い金額を一定の金額に固定し、利用金額を複数回に分けて返済する支払い方法です。

月間の利用金額にかかわらず、毎月の支払い金額は一定金額で固定されるため、毎月の支払いの負担を軽減できます。ただし、リボ払いの返済時には、リボ手数料が利息として発生するため、気づかないうちに高額なリボ残高を抱えてしまうリスクがあります

学生は審査時に親の同意が必要な場合がある

学生の申し込みの場合、18歳以上の成人でも親の同意が必要となる場合がありますので注意が必要です。

2022年4月より成人年齢が引き下げられたため、18歳、19歳の学生でも基本的には保護者の同意なしでクレジットカードを申し込むことができます。ただし、申し込み条件はクレジットカード会社によって異なるため、申し込みを検討しているカードの規約を確認しておく必要があります。

支払いの遅延・延滞は避ける

クレジットカードを作ったら、支払いの遅延や延滞、未払いは避けるようにしましょう。

利用料金を滞納してしまうと、支払いが確認できるまでの間、クレジットカードの利用が一時停止されます。支払いが遅延した期間分の遅延損害金も発生してしまいますので、金銭的デメリットもあります。

また、クレジットカードの支払いの遅延や未払いは信用情報機関に登録されますので、今後のクレジットカードやマイカーローン、住宅ローンの審査時に悪影響を及ぼす点が最大のデメリットです。

学生のクレジットカード審査に関するQ&A

ここでは、学生のクレジットカードの審査に関するよくある質問に、Q&A形式でお答えしていきます。

収入のない学生でもクレジットカードを作れる?
職業が学生や専業主婦の場合、本人に収入がない方でも、世帯収入による審査でクレジットカードを作れます。

ですので、本人に収入がない学生でも、両親に安定かつ継続した収入があれば審査通過が可能です。

また、学生向けクレジットカードなどで利用限度額が30万円以下の場合、包括クレジットに関する例外措置が適用され、支払可能見込額の調査を省略できるため、収入のない学生でも審査通過の可能性があります。
大学のランクによって審査の結果は変わる?
大学名や大学のランクは返済能力に影響しませんので、大学のランクによってクレジットカードの審査結果が変わるとは考えられません。

学生の場合は、大学などへの在籍確認なども省略されることが多く、大学名が審査時に重視されていないと分かります。

ただし、虚偽の申告は審査落ちの原因になりますので、大学名を偽って記入してはいけません。
学生専用カードは卒業後も使える?
学生専用カードの卒業後の扱いはクレジットカード会社によって異なりますが、卒業後は一般カードに切り替えとなる場合が多くなります。

カード番号なども変更なしで継続して利用できるケースが多いので、サブスクリプションサービスの支払い情報などに登録したカード番号を変更する手間もなく便利です。

ただし、一般カードに切り替えた際に、これまで無料だった年会費が有料に切り替わる場合もありますので注意しておきましょう。
家族カードと学生向けカードの違いは?
学生向けクレジットカードは、家族カードよりも制約が少なく、柔軟に利用できます。

家族カードは、本カード会員の家族を対象に発行できる追加カードです。ですので、両親がクレジットカードを持っていれば、原則審査なしで家族カードを発行できる点がメリットとなります。

ただし、家族カードでは、限度額が本カード会員と共有されるほか、付帯サービスなども本カードよりも制約されるケースが多くなっています。
奨学金を借りているのは審査に不利になる?
奨学金は一般的なカードローンとは性質が違い、奨学金の借り入れがクレジットカードの審査に不利に働くことはありません。

ただし、奨学金の返済を延滞してしまった場合、信用情報機関に延滞情報が登録されてしまいますので、審査に悪影響を与えてしまう可能性があります。

奨学金を返済中の方は、支払いの遅延や未払いがないように注意しておきましょう。
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