EY調査、エネルギー投資急増でも、2030年の再生可能エネルギー目標達成は遠い
● 新たなBESSランキングでは、米国、中国、英国が最も魅力的な投資市場として注目
● 米国、中国、ドイツは、政策支援により、再生可能エネルギー国別魅力指数の上位3位を維持
EYは、再生可能エネルギーに関する最新の調査「EY再生可能エネルギー国別魅力指数(RECAI)第63号 」(以下 RECAI 63号)を発行しました。
昨年、クリーンエネルギーへの投資が1兆8,000億米ドル急増したにもかかわらず(再生可能エネルギーへの6,600億米ドルを含む)、2030年までに再生可能エネルギー容量を3倍にするというCOP28の目標を達成するために必要な額を下回っています。また、系統の制約や高い資本コストも、加速が必要な局面で進捗を遅らせる可能性があることが、RECAI 63で明らかになりました。
バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を含むエネルギー貯蔵は、多くの成熟市場で深刻な割合に達している系統の制約を解決する上で重要な役割を果たすことができます。今回のRECAIでは、BESSを詳しく取り上げ、投資家に有益な機会を提供する方法を探ります。
EYのグローバル再生可能エネルギーリーダーのArnaud de Giovanniは、次のように述べています。
「BESSのスケールアップは、系統の安定化と強化、より分散したエネルギー資源のグリッドへの接続を可能にするなど、クリーンエネルギーの進展を妨げるさまざまな問題の解決に役立ちます。投資家は、①レジリエントな投資ケースの構築、②技術競争力を維持するための措置を講じること、③最適なビジネスモデルや資金調達構造の確立、④サプライチェーンのリスク軽減という4つの要素に焦点を当てることで、複雑で地域性が高く、急速に変化する市場を切り抜けることができます」
EYのBESSランキングで、投資対象市場のトップが明らかに
再生可能エネルギーの急増が進む中、BESSは、需要と供給のピークを平準化し、系統の拡張と更新のコストを抑えることで、重要な役割を果たします。米国は、インフレ抑制法に基づく30%の税額控除が追い風となり、EYが新しく発行したBESS投資における最も魅力的な市場ランキングで首位を獲得しました。政府の支援と補助金、2025年までにBESSコストを30%削減する計画がある中国は僅差で2位でした。また、洗練されたエネルギー市場設計と、BESSを発電資産に分類する新しいエネルギー法案を持つ英国が3位となりました。2023年から2030年にかけて、世界のBESSの導入は4倍に増加し、572GW/1,848GWhに達すると予測されています。
EY RECAI編集長のBen Warrenは次のように述べています。
「BESSに対する投資家の関心は高まっています。その複雑さを解消するために、EYは世界のバッテリー投資市場の魅力を特定し、ランク付けしました。しかし、BESSへの投資は長期的なコミットメントが求められ、高度にローカライズされており、他のクリーンエネルギー投資よりも多くのリスクを伴います。プロジェクトを成功するためには、地域性、電⼒市場の構造、技術、資⾦調達の相互作⽤を理解し、不確実性を受容する必要があります」
成熟市場がRECAI指数の上位に
今回のRECAIでは、米国(1位)、中国(2位)、ドイツ(3位)がトップの座を維持しており、投資家は再生可能エネルギーに対する明確な需要とプロジェクトの蓋然性に価値を感じています。スペイン(12位)は系統制約の観点からトップ10から脱落しました。一方で、洋上風力発電の予見性を背景に、カナダ(9位)と日本(10位)がトップ10に浮上しました。このランキングで大きく動いたのはベルギーで、2040年までに洋上風力発電容量を3倍に増やす計画があり、順位を4つ上げて17位となりました。 アルゼンチンは、新政権が経済の再活性化を打ち出したため、順位を3つ上げ、現在26位につけています。太陽光発電の固定価格買取制度の変更により、ベトナム(39位)は6位下げました。
小規模な市場は、潜在的な投資家に魅力的な選択肢を生み出している
標準化指数(国内総⽣産(GDP)で標準化)では、デンマークが首位を維持しています。ギリシャ(+1)、チリ(+2)、フィンランド(+3)は、野心的なエネルギー転換計画と魅力的な政府のインセンティブに牽引され、小規模経済圏のランキングをそれぞれ2位、3位、7位に上昇させました。ギリシャは過去4年間で再生可能エネルギーの容量を倍増させ、チリの再生可能エネルギー業界は今後10年間で倍増すると予想されており、フィンランドはヨーロッパ初のカーボンネガティブ経済になるという野心的な目標を掲げ、潜在的な投資家に新たな投資機会を生み出しています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 アソシエートパートナー 内海 直人のコメント:
「世界の脱炭素化・ネットゼロを加速するためには、系統の不安定化を解消する必要があり、BESS(バッテリーエネルギー貯蔵システム)などを含めた新たな技術・事業の導入が不可⽋となっています。
国内においては、本編に記載されている国・地域、特に英国と比べると、まだ市場整備および大胆な支援策の欠如から普及が遅れています。しかしながら、需給調整市場や容量市場(長期脱炭素電源オークション含む)の開設に伴い、複数のビジネスモデル・収入源ができ今後はさらなる活性化が期待されます。加えて再生可能エネルギー発電事業との組み合わせによるピークシフト、系統用蓄電池による系統運用の柔軟性・安定性の向上、マイクログリッドを一例とした災害対策としての活用 など、大きな可能性があり、ここでも本編に記載の『4つのポイント 』を踏まえ検討することで、事業者は長期的に堅実な収益を狙うビジネスモデルを構築することが可能となります」
RECAIトップ40の全容、標準化されたRECAIランキング、PPA指数、および世界の最新再生可能エネルギー開発動向の分析については、ey.com/recai をご覧ください。
※本ニュースリリースは、2024年6月18日(現地時間)にEYが発表したニュースリリースを翻訳し、日本の見解を加えたものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先されます。
英語版ニュースリリース:
Record energy investments are failing to keep the world on track for the 2030 renewables target | EY - Global
EYについて
EY | Building a better working world
EYは、「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」をパーパス(存在意義)としています。クライアント、人々、そして社会のために長期的価値を創出し、資本市場における信頼の構築に貢献します。
150カ国以上に展開するEYのチームは、データとテクノロジーの実現により信頼を提供し、クライアントの成長、変革および事業を支援します。
アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションの全サービスを通して、世界が直面する複雑な問題に対し優れた課題提起(better question)をすることで、新たな解決策を導きます。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。EYによる個人情報の取得・利用の方法や、データ保護に関する法令により個人情報の主体が有する権利については、ey.com/privacyをご確認ください。EYのメンバーファームは、現地の法令により禁止されている場合、法務サービスを提供することはありません。EYについて詳しくは、ey.comをご覧ください。
本ニュースリリースは、EYのグローバルネットワークのメンバーファームであるEYGM Limitedが発行したものです。同社は、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
「好きになってしまった人が“だめんず”」白石まるみが朗読劇「だめんずうぉーかー令和版」出演
エクソーラ、釜山市およびBDANとの新たな戦略的提携を締結、ゲーム開発とイノベーションにおけるアジア太平洋地域でのリーダーシップを拡大
【プレミア12】小園海斗「盛り上がれば」アイブラック形は現役メジャーリーガーの落書きだった
GLAY、紅白出場に続きビッグニュース発表にファン歓喜!「凄いの一言」
【プレミア12】死球禍の中で小園海斗2発7打点にSNS「アメリカ当てすぎ 小園打ちすぎ」
【プレミア12】高橋宏斗22歳VS44歳“親子対決”で息詰まる投手戦 真逆の両者が「快投」
【プレミア12】侍ジャパンが米国投手陣に1イニング3死球を食らう珍事もしっかり3得点
【プレミア12】小園海斗が侍J史上最多7打点の大暴れ!勝ち越し打&2打席連発で止まらない
スイスコム、最新デジタル・アーキテクチャーの基盤としてネットクラッカーのクラウドネイティブなインテリジェント自動化ソリューションを導入
ワンワールド、グローバル・マーケティングキャンペーンを5年ぶりに実施 音響アイデンティティも作製
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
俳優・火野正平さん死去 75歳 腰を骨折し体調崩す
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
斎藤元彦・前知事の再選確実 兵庫県知事選、失職から返り咲き
3刷目の重版決定!榎原依那のファースト写真集「Inaism」から、完全未公開カットをご紹介♡
小池里奈「超むっっっっっちむち」美バスト輝く黒ブラジャー近影に称賛「色気が増してる」
岡田将生が高畑充希との結婚発表
三浦瑠璃氏、斎藤元彦氏再選に「一番の敗者は当然、マスコミです」と私見
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
「スケスケ水着美尻」35歳女芸人のセミヌード写真展が大阪でも12月開催決定「本当に最後」
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
四千頭身、テレビから消えた理由を明かすも批判殺到「人のせいにするな」
大谷翔平の「盗塁」巡り訴訟、ドジャースなどが訴えられる 50、51個目の盗塁が対象
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
3時のヒロイン福田麻貴(32)は元アイドルだった!昔の姿がかわいいとヲタク歓喜
たぬかな、「あのチビやろ?」迷惑系黒人YouTuberへの苦言が物議
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
「好きになってしまった人が“だめんず”」白石まるみが朗読劇「だめんずうぉーかー令和版」出演
エクソーラ、釜山市およびBDANとの新たな戦略的提携を締結、ゲーム開発とイノベーションにおけるアジア太平洋地域でのリーダーシップを拡大
【プレミア12】小園海斗「盛り上がれば」アイブラック形は現役メジャーリーガーの落書きだった
【プレミア12】桑原将志5打席目に意地の適時打「吹っ切れた」パットンと対戦実現せず「残念」
GLAY、紅白出場に続きビッグニュース発表にファン歓喜!「凄いの一言」
【市場反応】米10月中古住宅販売件数/10月景気先行指数、ドル軟調
【プレミア12】死球禍の中で小園海斗2発7打点にSNS「アメリカ当てすぎ 小園打ちすぎ」
【プレミア12】高橋宏斗22歳VS44歳“親子対決”で息詰まる投手戦 真逆の両者が「快投」
【プレミア12】侍ジャパンが米国投手陣に1イニング3死球を食らう珍事もしっかり3得点
【プレミア12】小園海斗が侍J史上最多7打点の大暴れ!勝ち越し打&2打席連発で止まらない